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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0299A01: △石〓犬 享保八年九月
J19_0299A02: △同 天明七年九月 寄進主 中田半兵衞
J19_0299A03: 渡邊文五郞
J19_0299A04: △石盥水 寶曆三年三月
J19_0299A05: △石燈籠 壹對 寶曆二年二月二十五日
J19_0299A06: 右 渡邊淸緝 岡田正篤 渡瀨之春 速水敬守 左 山田雅和 下坂善久 小河爲成 今井懷義
J19_0299A07: △同 壹對 寶曆五年二月 中村喜世三郞
J19_0299A08: △碑 銘云
J19_0299A09: されはここに談林の木あり梅の花
J19_0299A10: 去來抄芭蕉翁云俳諧中興開山
J19_0299A11: 梅翁宗因
J19_0299A12: 右の吟は延寶のむかし東都鍜冶橋の東に俳諧談
J19_0299A13: 林とて俳徒會せし菴あり其頃難波天滿宮の連歌
J19_0299A14: 所預かり西山宗因俳號梅翁此地に旅せられしか
J19_0299A15: は連衆したしみ迎へて乞し發句なる事談林十百
J19_0299A16: 韻の序に見へたりされは梅翁は己等か鼻祖なる
J19_0299A17: 故談林のこと葉に寄て此靈塲に鎭座ある宮居の
J19_0299B18: 飯倉を物の名に御愛樹を拙章によみて奉り永世
J19_0299B19: 當道の盛ならん事を禱る
J19_0299B20: 色香といひくらゐも高き神のむめ
J19_0299B21: 七世八十二翁玉池素外
J19_0299B22: 玉池素外の碑裏
J19_0299B23: 祖翁西山宗因は里村宗琢宗匠門人の連歌師也産
J19_0299B24: は肥後の人後浪華に住し寬文延寶のころ連俳を
J19_0299B25: 以諸國に鳴る芭蕉並其角許六等宗因を賞譽せし
J19_0299B26: 事は其徒の書に載たれは世にしる處なり物故は
J19_0299B27: 天和二年壬戌三月廿八日文化十一甲戌春百卅三
J19_0299B28: 年に至る爰に玉池谷素外老師は浪花の人東都に
J19_0299B29: ある事六十餘年門生社中尤多し當時關の東に宗
J19_0299B30: 因派と唱ふる者竹翁の正統また枝葉也はた翁は
J19_0299B31: 菅廟を朝夕に崇敬し祖師先哲を祭らるる事累年
J19_0299B32: 怠りなし其女素塵父か意を助んと同志をかたら
J19_0299B33: ひ二たひ此碑を三縁山中飯倉宮居東門の傍に建
J19_0299B34: るこれまた孝養のひとつなるべし己も翁に敎を

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