浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0299A01: | △石〓犬 享保八年九月 |
J19_0299A02: | △同 天明七年九月 寄進主 中田半兵衞 |
J19_0299A03: | 渡邊文五郞 |
J19_0299A04: | △石盥水 寶曆三年三月 |
J19_0299A05: | △石燈籠 壹對 寶曆二年二月二十五日 |
J19_0299A06: | 右 渡邊淸緝 岡田正篤 渡瀨之春 速水敬守 左 山田雅和 下坂善久 小河爲成 今井懷義 |
J19_0299A07: | △同 壹對 寶曆五年二月 中村喜世三郞 |
J19_0299A08: | △碑 銘云 |
J19_0299A09: | されはここに談林の木あり梅の花 |
J19_0299A10: | 去來抄芭蕉翁云俳諧中興開山 |
J19_0299A11: | 梅翁宗因 |
J19_0299A12: | 右の吟は延寶のむかし東都鍜冶橋の東に俳諧談 |
J19_0299A13: | 林とて俳徒會せし菴あり其頃難波天滿宮の連歌 |
J19_0299A14: | 所預かり西山宗因俳號梅翁此地に旅せられしか |
J19_0299A15: | は連衆したしみ迎へて乞し發句なる事談林十百 |
J19_0299A16: | 韻の序に見へたりされは梅翁は己等か鼻祖なる |
J19_0299A17: | 故談林のこと葉に寄て此靈塲に鎭座ある宮居の |
J19_0299B18: | 飯倉を物の名に御愛樹を拙章によみて奉り永世 |
J19_0299B19: | 當道の盛ならん事を禱る |
J19_0299B20: | 色香といひくらゐも高き神のむめ |
J19_0299B21: | 七世八十二翁玉池素外 |
J19_0299B22: | 玉池素外の碑裏 |
J19_0299B23: | 祖翁西山宗因は里村宗琢宗匠門人の連歌師也産 |
J19_0299B24: | は肥後の人後浪華に住し寬文延寶のころ連俳を |
J19_0299B25: | 以諸國に鳴る芭蕉並其角許六等宗因を賞譽せし |
J19_0299B26: | 事は其徒の書に載たれは世にしる處なり物故は |
J19_0299B27: | 天和二年壬戌三月廿八日文化十一甲戌春百卅三 |
J19_0299B28: | 年に至る爰に玉池谷素外老師は浪花の人東都に |
J19_0299B29: | ある事六十餘年門生社中尤多し當時關の東に宗 |
J19_0299B30: | 因派と唱ふる者竹翁の正統また枝葉也はた翁は |
J19_0299B31: | 菅廟を朝夕に崇敬し祖師先哲を祭らるる事累年 |
J19_0299B32: | 怠りなし其女素塵父か意を助んと同志をかたら |
J19_0299B33: | ひ二たひ此碑を三縁山中飯倉宮居東門の傍に建 |
J19_0299B34: | るこれまた孝養のひとつなるべし己も翁に敎を |