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J2760 略伝集 本会 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0551A01: しみこれを除てまた何をかいはん故に今時時別行
J18_0551A02: を修して其心をはけませとある祖敎にもとつき月
J18_0551A03: 毎に其日をさため怠りを防かんとするを有信の道
J18_0551A04: 俗傳聞て共に修せんとねもころにねがふ其志を奪
J18_0551A05: ふべきにあらさればそれに入衆をゆるすものゆへ
J18_0551A06: 會を淨業となつけて名薄に記し是を蓮花標名にな
J18_0551A07: そらへ此世及後生互に眤ひて危をすくひ共に其化
J18_0551A08: を扶んと盟ひて規則をたつること左の如し
J18_0551A09: 定 規
J18_0551A10: 一毎月二日 十四日 二十日
J18_0551A11: 右三日を會日と定め若し故障あらは次の日にゆつ
J18_0551A12: るへし
J18_0551A13: 一朝五ツ時開闢 日中後勸誡〓晩七ツ時回向
J18_0551A14: 一結衆の交り親眤にして互に異縁をふせきて道業を
J18_0551A15: 成助し一佛淨土の本懷を達せんと常に心にかけら
J18_0551A16: るべき事
J18_0551A17: 一結衆の中に病縁あらは會日は勿論自家にても臨終
J18_0551B18: 正念の回願ゆるかせなるまじき事
J18_0551B19: 一結衆の中に命終あらは其中陰の内定會の外に一日
J18_0551B20: を增し追薦念佛を修し猶淨業會靈薄に戒名を記し
J18_0551B21: 永代會に回向すべき事
J18_0551B22: 一障縁もなきに不參せば决してこれ退信の人なり已
J18_0551B23: に自の利をうしなふ豈他を益する理あらんや油に
J18_0551B24: 水をましへば少しといへども其害夥か如し速に薄
J18_0551B25: 名を削り結衆の列を省くへき事
J18_0551B26: 一別時は是れ三業淸淨にして修するをもととすれは
J18_0551B27: 平生の行儀には異なり故にたとひ無戒の者たりと
J18_0551B28: も切に酒肉五辛等を禁し且雜談高笑などをつつし
J18_0551B29: み詮におもふへきは生平世務に繫れ怠りかちなる
J18_0551B30: さへ心憂にこの勝縁にあひながら無益に過すいと
J18_0551B31: まあらんや押ても心の師となりて分に隨ひ勵みつ
J18_0551B32: とむべき事
J18_0551B33: 一午後一席の勸誡は庵主これを勤むべし其旨たるや
J18_0551B34: 毎會佛祖の隨自意を敎示し隨他の説をなすことな

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