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J2740 仏定和尚行業記 大察・隆円 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0339A01: 錄。曉癡談。覺睡草。日課念佛投宿編。遺訓。日課
J18_0339A02: 勸導記等なり。しかれども多くは稿を脱せず。ただ
J18_0339A03: 投宿編。勸導記は。梓にきざみて世に行はる。
J18_0339A04: 師生存。みづからの小木像を造り。常にこれを座右
J18_0339A05: に置て。時時たはふれて云。汝はこれ何ものぞ。よ
J18_0339A06: く我に似たれども。無心にして寂靜たり。我はこれ
J18_0339A07: 何ものぞ。よく汝に似たれども。有心にして怱怱た
J18_0339A08: り。我と汝ともとこれ幻化。何ぞかく騷靜の天淵な
J18_0339A09: るやと。これみづから懈怠をいましめ。放逸を制す
J18_0339A10: るにたよりありとて。愛せられしを。師の沒後。義
J18_0339A11: 幢。修補を加へて。奉侍供養せり。
J18_0339A12: 師病床にいませし時。法孫何某をして。ひそかに師
J18_0339A13: の頂相をうつしとどめしむ。これによりて畵工如春
J18_0339A14: 齋季和をして。師の全相をゑががしむるもの二ふく。
J18_0339A15: 來迎寺の經藏に安置し。專念寺に鎭藏す。來迎寺に安
J18_0339A16: 置せる肖像には。八幡正法寺定玄上人の賛あり。つ
J18_0339A17: ぎにあぐるがごとし。
J18_0339B18: 但州豐岡來迎寺。報恩藏中。遜譽
J18_0339B19: 佛定和尚。肖像賛。
J18_0339B20: 洛南。正法寺 定玄謹題
J18_0339B21: 師是丹後圓頓人。天資聰敏出俗塵。剃度但州來迎
J18_0339B22: 寺。掛搭東海三山垠。螢雪積功印嗣法。津梁專化
J18_0339B23: 拜帝綸。壯年歸省補師蹟。長舌樅橫轉法輪。修
J18_0339B24: 飾寺門輝二報。安置大藏含千諄。學通一代能
J18_0339B25: 選法。心住西方深知津。自是東行度邦畿。
J18_0339B26: 留錫鳳城慰兆民。前住智光後專念。寺號德行兼
J18_0339B27: 名賓。甞得華頂幹事職。專漑吉水起涸鱗。乃
J18_0339B28: 解寺職去塵務。老骨孜孜行更新。一朝臥病知
J18_0339B29: 不起。應緇素請揭生因。造投宿編垂素輩。
J18_0339B30: 述住持訓報緇倫。遂爲辭世認一首。念佛安詳
J18_0339B31: 終其身。
J18_0339B32: 瑞夢第二
J18_0339B33: 師もとより。信を口稱念佛にとりて。即聲の往生を
J18_0339B34: 决得せられしかば。生涯感夢好相の沙汰なし。しか

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