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J2730 学信和尚行状記 慧満・僧敏 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0321A01: やがて此世のことも見だれじ
J18_0321A02: 見るめなみかぎりもしらぬ法の海
J18_0321A03: ふかきこころをいかできはめん
J18_0321A04: たづね入道のおくにそなほまよふ
J18_0321A05: のりのこころをたれしるや人
J18_0321A06: ちりのこる木木の紅葉をいのちにて
J18_0321A07: あはれや終の風さそふらん
J18_0321A08: たからとも思はでたれもふみもみぬ
J18_0321A09: こころに遠き天のはし立
J18_0321A10: 幡磨磐桂禪師不生の佛心といふことをよめる「生な
J18_0321A11: から死して世をふる人をこそ不生不滅の佛とはいふ
J18_0321A12: 師返しになずらへて
J18_0321A13: いきながら夏の土用に死したれは
J18_0321A14: なまごろしやらあついことかな
J18_0321A15: 大黑天賛
J18_0321A16: 大こくの黑き姿は皆しれど
J18_0321A17: しろき心をしる人そなき
J18_0321B18: 圓頓戒の説戒し侍りし頃
J18_0321B19: 渡り見よ十と三とのいましめは
J18_0321B20: 南無阿彌陀佛の法のかけ橋
J18_0321B21: 宰府の天滿宮に法樂
J18_0321B22: とははやな今の宮居も春くれて
J18_0321B23: 花ちるころの神のむかしを
J18_0321B24: 神力寺主。彌山にて求聞持を修せられければ
J18_0321B25: あかの井の深き御法は山すみの
J18_0321B26: 曉ごとにくみてしるらし
J18_0321B27: 臘八に雪いたくふり積りける折から佛名會を修行し
J18_0321B28: 侍るとて
J18_0321B29: さむき日はなほもとなへておもへかし
J18_0321B30: これや昔のゆきの山人
J18_0321B31: うきふしをおもひわびずもくれ竹の
J18_0321B32: 三世のほとけをとなへぬかづけ
J18_0321B33: としの暮に
J18_0321B34: あとさきをかぞへかぞへてまたいくつ

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