浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J18_0322A01: | 殘りすくなのとしの暮かな |
J18_0322A02: | 鬼僧の念佛する圖畵賛 |
J18_0322A03: | ただまうせ角はありとも本願の |
J18_0322A04: | 中にはもれぬおにも十八 |
J18_0322A05: | 自畵像賛 |
J18_0322A06: | 我はただ無量壽佛と相おひの |
J18_0322A07: | まつにたれかはちぎりそめけん |
J18_0322A08: | わが庵は地獄のとなり餓鬼のそば |
J18_0322A09: | よをうしべやとすぢ向ひなり |
J18_0322A10: | 師一時懺悔和讃をつづりて愚夫痴女の輩にさづけら |
J18_0322A11: | る造語至切諷誦するもの感激せざるなし。此故に爰 |
J18_0322A12: | にしるし加て普く流通せんことをこふ |
J18_0322A13: | 懺悔和讃 |
J18_0322A14: | 我等此たび極樂へ 往生せんと思ひとり |
J18_0322A15: | 南無阿彌陀佛と唱へつつ 至心に懺悔したてまつる |
J18_0322A16: | 一念まよひし初めより 世世にめぐれる六の道 |
J18_0322A17: | 身口意の三業に 積れる罪は數しらず |
J18_0322B18: | 生るを殺して慈悲もなく 物をばぬすみ不義をなし |
J18_0322B19: | 僞りかざることの葉に 人の事のみあしくいひ |
J18_0322B20: | 親しき中をもはなれしめ 慳や貪やの欲ふかく |
J18_0322B21: | そむくをいかりしたがふを 愛する愚痴のかなしさよ |
J18_0322B22: | 理にさへ闇きこころゆゑ 父母師僧三寶の |
J18_0322B23: | 深き惠みもわすれぬる 不孝の罪のおそろしや |
J18_0322B24: | 戒を破れるそれのみか 日夜に思ひとおもふこと |
J18_0322B25: | 作となす業罪なれば 因果の道理たがひなく |
J18_0322B26: | 頓て命のおはりには 火車獄卒の迎を得 |
J18_0322B27: | 焦熱無間の火に燒れ 紅蓮の氷に閉られて |
J18_0322B28: | 辛き苦患にあふ時は 佛の敎をききすてし |
J18_0322B29: | おのが心のつれなさを 千度悔ともかひなけん |
J18_0322B30: | 今日よりしては必らずよ かかる罪をば犯すまじ |
J18_0322B31: | されど凡夫のかなしさは 若また誤りつくるとも |
J18_0322B32: | 大慈大悲の阿彌陀佛 捨させ給ふな御本願 |
J18_0322B33: | 慚愧懺悔の心より となふる御名に罪消て |
J18_0322B34: | 自他もろともに極樂へ 迎へ給へやあみだ佛 |