浄土宗全書を検索する
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| 巻_頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J18_0168A01: | すむる媒となすものならし |
| J18_0168A02: | 其讃にいはく |
| J18_0168A03: | 一心歸名阿彌陀佛 二世安樂の御誓願 |
| J18_0168A04: | 三心具足の修行者は 四生麁惡の身を捨て |
| J18_0168A05: | 五妙快樂の體をうけ 六通無碍の德をえて |
| J18_0168A06: | 七寶莊嚴微妙の國 八功德水金池中 |
| J18_0168A07: | 九品蓮花の上に坐し 十地の願行成就せん |
| J18_0168A08: | いさかへりなん極樂へ ろく道輪廻は魔郷なり |
| J18_0168A09: | はやはや賴め慈父の彌陀 にぶつの間の迷ひ子は |
| J18_0168A10: | ほかにたよらん道もなし へだつる境ひは遠けれと |
| J18_0168A11: | となふる御名を知邊にて ちかくみちびき給ふなり |
| J18_0168A12: | りやくうへなき法なれは ぬるまも心のつまにかけ |
| J18_0168A13: | るい日累夜おこたらず をしへのままに勵むべし |
| J18_0168A14: | わが身ごときの罪人を かならず救ひとらんとて |
| J18_0168A15: | よにこえたてし御ちかひ たのめはすぐに後の世は |
| J18_0168A16: | れんげのうへに化生して そのまま無生の理を悟り |
| J18_0168A17: | つねに見佛聞法し ねんねん佛道增進す |
| J18_0168B18: | ながく不退の位をえ らくはひまなく國きよく |
| J18_0168B19: | むじやう菩提にとく至る うゐのすみかは安からず |
| J18_0168B20: | ゐなのふし原ふすとても のどけきこころ露もなし |
| J18_0168B21: | おそれおののき憂惱して くるしみ常に身にせまる |
| J18_0168B22: | やよよく思へ人ごとに まさに得難き身をうけて |
| J18_0168B23: | けうにかしこき道をきき ふしぎに妙なる縁にあふ |
| J18_0168B24: | このたひ生死を離れずは えて又いつをか待へきそ |
| J18_0168B25: | てあしもをかで勇むべし あすを賴みておこたるな |
| J18_0168B26: | さだめなき世の習ひにて きのふ見し人けふははや |
| J18_0168B27: | ゆめとなり行あはれさは めに見る前のはかなさぞ |
| J18_0168B28: | みづから常なき理りを しづかに思ひ今よりは |
| J18_0168B29: | ゑきなきわざをふり捨て ひびに修行の功をつめ |
| J18_0168B30: | もはや日暮の旅のそら せつなもいそげ息たえは |
| J18_0168B31: | すなはち往て生れなん 京九重の花の臺に |
| J18_0168B32: | 南無阿彌陀佛 |
| J18_0168B33: | 無能和尚行業記下 |
| J18_0168B34: | 附 |