浄土宗全書を検索する
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| 巻_頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J18_0166A01: | 世のうさはいつくも同し天か下 |
| J18_0166A02: | なかくふるにそ袖はぬれける |
| J18_0166A03: | そのままに心も身をもあらためす |
| J18_0166A04: | 賴めはすくふ誓ひとそきく |
| J18_0166A05: | 千早振神も心をなくさむと |
| J18_0166A06: | 聞くもたふとき南無阿彌陀佛 |
| J18_0166A07: | 鳥部野の煙を夢のしるへにて |
| J18_0166A08: | 消殘る身もうつつとは見す |
| J18_0166A09: | いつくにか心ととめん難波潟 |
| J18_0166A10: | あしわけ小舟さはりある世に |
| J18_0166A11: | 春霞こころの空は晴れねとも |
| J18_0166A12: | 雪もろともに罪やきえなん |
| J18_0166A13: | 極樂をまことにねかふ人ならは |
| J18_0166A14: | 世の住うきや嬉しからまし |
| J18_0166A15: | 流浪生死 |
| J18_0166A16: | ここにきえかしこにむすふうたかたの |
| J18_0166A17: | よるへ定めぬ身こそ悲しき |
| J18_0166B18: | 中なかに身を思はねは身も安し |
| J18_0166B19: | 身を思ふにそ身は苦しけれ |
| J18_0166B20: | 立のほる香の煙の色かへて |
| J18_0166B21: | いつむらさきの雲となるらん |
| J18_0166B22: | 少欲知足 |
| J18_0166B23: | 何事もなきにたりぬる身そ安き |
| J18_0166B24: | 思ひもとむる心なけれは |
| J18_0166B25: | 不知足 |
| J18_0166B26: | 暮るる間を待もあやふき露の身に |
| J18_0166B27: | 求めもあかぬ人そはかなき |
| J18_0166B28: | 諸ともに唱ふる御名を種として |
| J18_0166B29: | 同しはちすの身をやむすはん |
| J18_0166B30: | 南無阿彌陀佛ほとけまかせの心には |
| J18_0166B31: | 思ひわつらふ事の端もなし |
| J18_0166B32: | 幾世へしうさもつらさもけふあすと |
| J18_0166B33: | 思へは安くしのはれにけり |
| J18_0166B34: | 初にはものうかりしか今はまた |