浄土宗全書を検索する
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| 巻_頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J18_0165A01: | 歎きつつきのふもけふも吳竹の |
| J18_0165A02: | うきふしことにいとふ世の中 |
| J18_0165A03: | はかなくもあたなる花のいろいろに |
| J18_0165A04: | 露も心をそむるものかは |
| J18_0165A05: | かりそめの道に心をよせてたに |
| J18_0165A06: | いそけはおしき月日ならすや |
| J18_0165A07: | 世人薄俗共諍不急之事 |
| J18_0165A08: | いそくへき道をはとはて難波江の |
| J18_0165A09: | よしあし事に身をつくす哉 |
| J18_0165A10: | 中なかにいとひ捨ましいとはても |
| J18_0165A11: | ついには捨るかりのやとりを |
| J18_0165A12: | 念死念佛 |
| J18_0165A13: | たゆみなき羊のあゆみ日につれて |
| J18_0165A14: | せまる影にも南無阿彌陀佛 |
| J18_0165A15: | 草庵を結ひて住侍りけるころ |
| J18_0165A16: | 露の身をしはしよせをく草の庵 |
| J18_0165A17: | あはれいつれの日まて結はん |
| J18_0165B18: | 遠跡娑婆棲心淨域 |
| J18_0165B19: | 心をは寶の池にすましめて |
| J18_0165B20: | あととをさかなゆめの世の中 |
| J18_0165B21: | かりそめの契りも今は法のはし |
| J18_0165B22: | またかへり來て西へわたさん |
| J18_0165B23: | 勤行用心 |
| J18_0165B24: | 朝な夕なほとけに向ふ度ことに |
| J18_0165B25: | 今をかきりと思ひはけませ |
| J18_0165B26: | 樂天詩大隱住朝市。小隱入丘樊。丘樊太冷 |
| J18_0165B27: | 落。朝市太嚚諠。不如作中隱云云この中隱の |
| J18_0165B28: | 風情をしたひてかく |
| J18_0165B29: | 深山へも市へもいらし我はた |
| J18_0165B30: | 身をうき舟の浪にまかせて |
| J18_0165B31: | 厭求ほうし信夫の草庵に移りて住侍るころよみ |
| J18_0165B32: | て遣しける |
| J18_0165B33: | いとへたた夢のうき世のみちのくは |
| J18_0165B34: | しのふかひなきさととしらすや |