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J2660 無能和尚行業記 宝洲 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0143A01: て。謝德の思ひ淺からざりけり。
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J18_0143A15:
J18_0143A16:
J18_0143A17: 無能和尚行業記上
J18_0143B18: 無能和尚行業記下
J18_0143B19:
J18_0143B20: 師の法語并に諸人感應の事
J18_0143B21: 古にいはく。有德者必有言。有言者不必有德
J18_0143B22: と誠なるかな。師折にふれて。いへる所しめす所。
J18_0143B23: ことごとく徹骨の婆心より出て。言言みな實なり。
J18_0143B24: 宜なる哉人の敎誡となる事。これすなはち。實德内
J18_0143B25: に積て。其言外に流る。いはゆる德ある者は言ある
J18_0143B26: 者なり。其平日の嘉言芳話。定ておほかるべし。今
J18_0143B27: わづかに門人の記憶する所。或は師の稀に書示され
J18_0143B28: し遺策をひろひて。粗抄錄する所下の如し。又この
J18_0143B29: 傳記の前後に。しばしば諸人感夢の事を載す。人或
J18_0143B30: は夢境を以て戲論なりと誚らん。故に玆に辯す。夫
J18_0143B31: 夢に妄夢あり。眞夢あり。妄夢とは。或は妄想によ
J18_0143B32: り。或は疾苦に依て見る所。すなはち醫書に明す所
J18_0143B33: の十二盛十五不足の夢の類ひ是也。眞夢とは。いは
J18_0143B34: ゆる靈夢これなり。枳哩紇王の十夢。摩耶夫人の五

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