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J2540 弾誓上人絵詞伝 宅亮 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0700A01: 后既百五十年。未有行狀記布濩世。現住山主恐其
J17_0700A02: 盛德大業。爲歳月所磨莫聞後世。摸索舊記搜羅諸
J17_0700A03: 説勒爲兩卷。遠勞予手訂正之。予雖恥代大匠而〓。
J17_0700A04: 嘉歎其護法之鴻志。禪誦餘暇。挑燈乎雪中操觚挍
J17_0700A05: 閲。閒亦竊附己意。著翼賛一卷。以輔之既而卒業
J17_0700A06: 告曰。無邊刹境。自他不隔於毫端。十世古今。始
J17_0700A07: 終不移於當念。法國光明佛。即今出現筆端。放大
J17_0700A08: 光明開導人天。恰似秌蟾上天心。絶纎翳一般。盡
J17_0700A09: 十方盡未來利益無量。善哉善哉虎吽泮吒。
J17_0700A10: 明和四年冬 八事峰頭陀諦忍題
J17_0700A11: 隨 喜
J17_0700A12: 古知谷阿彌陀寺現住亮師は予か舊相知なり曾て寺
J17_0700A13: に傳へし開山彈誓上人の傳記景光荏苒として一百
J17_0700A14: 五十年を經ぬれは展轉反復せるにしたかひ往往磨
J17_0700A15: 滅に及ひ古今希奇の德業烏有に歸せんことをうしろ
J17_0700A16: めたくおもひなけき諸山の舊記をさくり古人の口
J17_0700A17: 碑をひろひ集めて大成しさらに畫圖をましえ世に
J17_0700B18: 弘通し繪詞いたりてさとしやすく諸人をして信を
J17_0700B19: すすましむるたつきともなれかしとおもひはかり
J17_0700B20: 予に一辞を添んことをもとめらるしかはあれと手つ
J17_0700B21: つなる身の齡八旬を踰ぬれは羸耋惛忘しこと※※※※※※に
J17_0700B22: 慚惶一かたならすつやつやこころをきはみたるに
J17_0700B23: はあらねと傳行の由致なん序跋にいちしるしけれ
J17_0700B24: は中中に附贅懸疣なるへしといなみ侍れとなをひ
J17_0700B25: たふるにこひもとめあつしとまれかうまれ護法の
J17_0700B26: 志し厚きを嘉しいささか歳月をしるして隨喜のこ
J17_0700B27: ころを表する事しかり時に明和戊子夏四月二十五
J17_0700B28: 日京師第五橋來迎堂にしてしるす。
J17_0700B29: 華頂山人老藪善阿
J17_0700B30:
J17_0700B31: 當山開祖上人は。願王の變化として群生の大導師
J17_0700B32: なり。其高風逸韻世に又類希なるへし。然るに入
J17_0700B33: 滅以後百五十年餘に及べども。いまだ行狀梓行の
J17_0700B34: 擧あることなし。當山に舊記ありといへども半蠧魚

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