浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0700A01: | 后既百五十年。未有行狀記布濩世。現住山主恐其 |
J17_0700A02: | 盛德大業。爲歳月所磨莫聞後世。摸索舊記搜羅諸 |
J17_0700A03: | 説勒爲兩卷。遠勞予手訂正之。予雖恥代大匠而〓。 |
J17_0700A04: | 嘉歎其護法之鴻志。禪誦餘暇。挑燈乎雪中操觚挍 |
J17_0700A05: | 閲。閒亦竊附己意。著翼賛一卷。以輔之既而卒業 |
J17_0700A06: | 告曰。無邊刹境。自他不隔於毫端。十世古今。始 |
J17_0700A07: | 終不移於當念。法國光明佛。即今出現筆端。放大 |
J17_0700A08: | 光明開導人天。恰似秌蟾上天心。絶纎翳一般。盡 |
J17_0700A09: | 十方盡未來利益無量。善哉善哉虎吽泮吒。 |
J17_0700A10: | 明和四年冬 八事峰頭陀諦忍題 |
J17_0700A11: | 隨 喜 |
J17_0700A12: | 古知谷阿彌陀寺現住亮師は予か舊相知なり曾て寺 |
J17_0700A13: | に傳へし開山彈誓上人の傳記景光荏苒として一百 |
J17_0700A14: | 五十年を經ぬれは展轉反復せるにしたかひ往往磨 |
J17_0700A15: | 滅に及ひ古今希奇の德業烏有に歸せんことをうしろ |
J17_0700A16: | めたくおもひなけき諸山の舊記をさくり古人の口 |
J17_0700A17: | 碑をひろひ集めて大成しさらに畫圖をましえ世に |
J17_0700B18: | 弘通し繪詞いたりてさとしやすく諸人をして信を |
J17_0700B19: | すすましむるたつきともなれかしとおもひはかり |
J17_0700B20: | 予に一辞を添んことをもとめらるしかはあれと手つ |
J17_0700B21: | つなる身の齡八旬を踰ぬれは羸耋惛忘しこと※※※※※※に |
J17_0700B22: | 慚惶一かたならすつやつやこころをきはみたるに |
J17_0700B23: | はあらねと傳行の由致なん序跋にいちしるしけれ |
J17_0700B24: | は中中に附贅懸疣なるへしといなみ侍れとなをひ |
J17_0700B25: | たふるにこひもとめあつしとまれかうまれ護法の |
J17_0700B26: | 志し厚きを嘉しいささか歳月をしるして隨喜のこ |
J17_0700B27: | ころを表する事しかり時に明和戊子夏四月二十五 |
J17_0700B28: | 日京師第五橋來迎堂にしてしるす。 |
J17_0700B29: | 華頂山人老藪善阿 |
J17_0700B30: | 跋 |
J17_0700B31: | 當山開祖上人は。願王の變化として群生の大導師 |
J17_0700B32: | なり。其高風逸韻世に又類希なるへし。然るに入 |
J17_0700B33: | 滅以後百五十年餘に及べども。いまだ行狀梓行の |
J17_0700B34: | 擧あることなし。當山に舊記ありといへども半蠧魚 |