浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0277A01: | 動尊を供養す大宮の入道大臣家の御諷誦の文云夫お |
J17_0277A02: | もむ見れは先師存在のむかし弟子遁朝の夕一心精誠 |
J17_0277A03: | をこらして十重戒をうくかるかゆへに濟度を彼岸に |
J17_0277A04: | たのみてうやまて諷誦をこの砌に修す小善根ときら |
J17_0277A05: | ふことなかれ必大因縁とならむよて蓮臺の妙業をか |
J17_0277A06: | さらんかために早鳬鐘の逸韻を叩て別當さきの因防 |
J17_0277A07: | 守源朝臣盛親敬白二七日普賢菩薩の御導師求佛房と |
J17_0277A08: | 云云建曆二年二月三日夜別當惟方入道のむすめ粟田 |
J17_0277A09: | 口の禪尼の夢に見て上人殯葬のところに詣たれは八 |
J17_0277A10: | 幡宮の御戸をひらくかとおほゆ御正體等もそのうち |
J17_0277A11: | におはしますときにこれは上人の葬の所にはあらす |
J17_0277A12: | 八幡宮なりと思へはかたはらの人その御正體をさし |
J17_0277A13: | て云あれこそは法然上人御房の御體よといふ是を聞 |
J17_0277A14: | て身の毛いよたちてあせをなかしてさめぬこの夢ま |
J17_0277A15: | た奇特なり抑神宮皇后元年辛巳大菩薩御誕生のとき八 |
J17_0277A16: | のはたふりきかるかゆへに八幡大菩薩と號したてま |
J17_0277A17: | つるいま上人誕生の時ふたつの幡ふれり大菩薩の御 |
J17_0277B18: | 本地を行敎和尚みたてまつらむと祈願し給しかはた |
J17_0277B19: | もとのうへに阿彌陀如來うつり給ひき三七日彌勒御 |
J17_0277B20: | 導師住眞房弟子湛空誦經物をささく義之かすり本一 |
J17_0277B21: | 紙をもて十二行八十餘字 |
J17_0277B22: | にしへよしゆくへきみちのしるへせよ |
J17_0277B23: | むかしもとりのあとはありけり |
J17_0277B24: | 初七日二七日追善。禪尼 夢に八幡宮を拜する圖 |
J17_0277B25: | 四五七日しけきによりて是を略す六七日法印大僧都 |
J17_0277B26: | 聖覺無動寺の大僧正慈圓御諷誦あけらるる七七日御 |
J17_0277B27: | 導師園城寺の長吏法務大僧正公胤信空の願文に云先 |
J17_0277B28: | 師廿五歳のむかし弟子十二歳のときかたしけなく師 |
J17_0277B29: | 資約契をむすひ久しく五十の年序をつむ一旦の生死 |
J17_0277B30: | をへたてて九廻の膓をたたむとす叡山黑谷の草庵に |
J17_0277B31: | 宿せしより東都白川の禪房へうつりしにいたるまて |
J17_0277B32: | 其間撫育の恩といひ提撕の志といひ報謝の思昊天を |
J17_0277B33: | のつからきはまりぬここをもて彌陀迎接十一軀の形 |