浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0268A01: | 卷七 |
J17_0268A02: | 向福寺琳阿 |
J17_0268A03: | 同三月廿六日讃岐國しあくの地頭駿河權守高階の保 |
J17_0268A04: | 遠入道西佛か館に寄宿種種にきらめき溫室いとなみ |
J17_0268A05: | 美饍なとそなへたてまつる心さしあはれにこそそれ |
J17_0268A06: | につけても天魔波旬のいはするか外道邪鬼の思はす |
J17_0268A07: | るかたとへは鸚鵡のよくものいへる人のいはさる事 |
J17_0268A08: | をはいはす山母のよく人のおもひをしるも思はさる |
J17_0268A09: | 事をさとらす凡大天狗こひてもよき刻限に生たる衆 |
J17_0268A10: | 生をさまたけとらかして大菩薩のたねをうへさるか |
J17_0268A11: | ことし不輕大士のことく罵詈にたえてすすむへし杖 |
J17_0268A12: | 木をしのひてもかまへてもむかへはやとちかひしか |
J17_0268A13: | ことくいかなるはかりことをもめくらし侍へきと此心 |
J17_0268A14: | に住して各各末代まて人人をこしらへて念佛をすす |
J17_0268A15: | め給へあえて人のためには侍らぬ事そと返返付屬し |
J17_0268A16: | 給念佛の法門をひろめたまへり爰諸宗の學者我宗を |
J17_0268A17: | 執して吹毛の科をもとむるところに弟子等か不思儀 |
J17_0268B18: | を本師におほせて流罪の後邊州にくちなむ事冥鑑の |
J17_0268B19: | ははかり有いそきめしかへさるへきよし申あはれけ |
J17_0268B20: | れは龍顏逆鱗のいましめをやめてめしかへさるへき |
J17_0268B21: | よし宣下せらる |
J17_0268B22: | 鹽飽地頭供養の圖 |
J17_0268B23: | 讃岐國小松の庄は弘法大師の建立觀音靈驗の所也生 |
J17_0268B24: | 福寺につき給抑當國おなしき大師父のためになをか |
J17_0268B25: | りて善通寺といふ伽藍おはします記文云是にまいら |
J17_0268B26: | ん人はかならす一佛土のともたるへきよし侍りけれ |
J17_0268B27: | はこのたひのよろこひこれに有とて則參り給けり |
J17_0268B28: | 善通寺參詣の圖 |
J17_0268B29: | 上人讚岐國にて三年をへて承元三年己巳八月にめしか |
J17_0268B30: | へされ給けり宣旨の狀云左辨官くたす土佐の國はや |
J17_0268B31: | くめしかへすへき流人源の元彥か身の事右件の元彥 |
J17_0268B32: | いにしへ建永二年二月廿七日土佐の國に配流しかる |
J17_0268B33: | にいま念訴するところあるによりてめしかへさるる |
J17_0268B34: | ところ也者某宣奉勅くたむのめしかへさしむるにい |