浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0258A01: | に百寶色の鳥とひちりて虚空にみてり善導和尚のも |
J17_0258A02: | すそよりしもは金色にて現しての給はく汝下劣の身 |
J17_0258A03: | なりといへとも念佛興行一天下にみてり稱名專修衆 |
J17_0258A04: | 生におよふか故にわれ爰にきたる善導すなはちわれ |
J17_0258A05: | なり |
J17_0258A06: | 五觀現前の圖 |
J17_0258A07: | 無量壽佛化身無數與觀世音大勢至常來至此行人之所 |
J17_0258A08: | といへり上人つねに居し給ところをあからさまに立 |
J17_0258A09: | 出て歸り給ひけれは阿彌陀の三尊の木畫像にもあら |
J17_0258A10: | すしてかきをはなれいたしきをはなれて天井にもつ |
J17_0258A11: | かすしておはしましけりそれより後長時に現したま |
J17_0258A12: | ふ |
J17_0258A13: | 三尊出現の圖 |
J17_0258A14: | 建久九年戊午正月四日上人聖光房に示ていはく月輪の |
J17_0258A15: | 殿下敎命によりて選擇集一卷を作ふかく秘すへきよ |
J17_0258A16: | し仰を蒙りて流布するにあたはす世にきこゆる事あ |
J17_0258A17: | れともうつす人なし汝は法器の仁也我立するところ |
J17_0258B18: | 此書をうつしてよろしく末代にひろむへし聖光すな |
J17_0258B19: | はち命を請て自委細にうつしてうやまて提撕をうく |
J17_0258B20: | 函杖をえたるかことし水を器にうつすに似たりそれ |
J17_0258B21: | よりのち日日に受學すすめて指誨をうく |
J17_0258B22: | 選擇集受寫の圖 |
J17_0258B23: | 元久元年仲冬比山門の衆徒の中より念佛停止すへき |
J17_0258B24: | よし大衆蜂起して顯眞座主に訴申是によりて上人へ |
J17_0258B25: | たつね申さるるにつゐて上人起請文を進せらる叡山 |
J17_0258B26: | 黑谷の沙門源空敬白當寺住持の三寳護法善神の御寶 |
J17_0258B27: | 前右源空壯年のむかしの日は粗三觀のとほそをうか |
J17_0258B28: | かふ衰老のいまの時はひとへに九品のさかひをのそ |
J17_0258B29: | むこれ先賢の古跡なりさらに下愚か行願にあらすし |
J17_0258B30: | かるに近日風聞にいはく源空ひとへに念佛の敎をす |
J17_0258B31: | すめて餘の敎法を謗す諸宗これによりて凌遲し諸行 |
J17_0258B32: | これによりて滅亡すと云云此旨を傳聞に心神を驚す |
J17_0258B33: | ついに則事山門にきこへ議衆徒に及へり炳誡をくわ |
J17_0258B34: | うへきよし貫首に申されをはりぬ此條一には衆勘を |