浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0257A01: | て云抑念佛誹謗のもの地獄におつへしとはいつれの |
J17_0257A02: | 經にとかれて侍やらむと上人答云大佛頂經説これな |
J17_0257A03: | り云云又件の僧ふくめむをしのけて手を合せて後生 |
J17_0257A04: | たすけさせ給へ上人とてあふらくらへ入たてまつる |
J17_0257A05: | それよりこのかた南都北嶺しかしなから淨土の敎に |
J17_0257A06: | 歸し念佛せすといふ事なし又當寺の古德の中に兼夜 |
J17_0257A07: | 靈夢を感する事ありけるあひた件の次第さきたちて |
J17_0257A08: | 披露し侍けれはいよいよ歸依をなし侍けれとそ申侍 |
J17_0257A09: | ける |
J17_0257A10: | 東大寺説法の圖 |
J17_0257A11: | 無品親王靜忠御所勞の時門徒の高僧共大般若經轉讀 |
J17_0257A12: | したてまつりをのをの祈請申されけれとも更に御平 |
J17_0257A13: | 愈なかりけれは上人を招請したてまつりて臨終の次 |
J17_0257A14: | 第とも御尋ありける令旨にいはく如何にしてか今度 |
J17_0257A15: | 生死をはなれ侍るへき後生たすけさせ給へと上人御 |
J17_0257A16: | 返事にいはく往生極樂の御願御念佛にはしかす候ま |
J17_0257A17: | さしく光明遍照十方世界念佛衆生攝取不捨と説かれ |
J17_0257B18: | 侍りと其後御念佛をこたらすして御臨終正念にてお |
J17_0257B19: | はらせ給き大般若衆には僧正行舜僧正公胤僧正賢實 |
J17_0257B20: | 座主顯眞法眼圓豪法印遺嚴法印譽觀等也 |
J17_0257B21: | 大般若轉讀。臨終問答の圖 |
J17_0257B22: | 上人自筆の記に云生年六十有六建久九年正月一日や |
J17_0257B23: | まももの法橋敎慶かもとより歸て後未申の時はかり |
J17_0257B24: | 恒例の正月七日念佛是を始行一日明相すこしく現す |
J17_0257B25: | 例よりもあきらかなりと云云二日水想觀自然成就す |
J17_0257B26: | と云云惣て念佛七ケ日のうち地想觀の中に瑠瑠の相 |
J17_0257B27: | 少分これを見る二月四日のあした地分明に現すと云 |
J17_0257B28: | 云六日後夜に瑠璃の宮殿の現す七日の朝かさねて又 |
J17_0257B29: | 現す則この宮殿をもてあらはれてその相現すすへて |
J17_0257B30: | 水想地想寶樹寶池寶殿の五觀はしめて正月一日より |
J17_0257B31: | 二月七日にいたるまて三十七ケ日のあひた毎日七萬 |
J17_0257B32: | 返念佛不退にこれをつとむ是によりてこれらの相現 |
J17_0257B33: | すと云云又別傳に云紫雲廣大にしてあまねく日本國 |
J17_0257B34: | におほへり雲中より無量の廣大の光を出す白光の中 |