浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0255A01: | 上人こそめされてまいられ侍れ何事にか侍らむ大乘 |
J17_0255A02: | 戒とかるへしとこそ承れ剋限よく成てや侍らむ聽聞 |
J17_0255A03: | に參侍んいつれの殿にてか侍らむ淸凉殿とこそうけ |
J17_0255A04: | たまはれ凡この山上洛中近國遠き郡の道俗翕然とし |
J17_0255A05: | てかうへをかたふけ戒をうくるもの一朝につもると |
J17_0255A06: | ころ稱計すへからす昔剃刀をのみし夢いまさら符合 |
J17_0255A07: | す |
J17_0255A08: | 高倉帝御受戒の圖 |
J17_0255A09: | 後鳥羽院御宇建久元年庚戌の秋淸水寺にして上人説戒 |
J17_0255A10: | の座に念佛すすめ給けれは寺家の大勸進沙彌印藏瀧 |
J17_0255A11: | 山寺を道場として不斷常行三昧念佛はしめける開白 |
J17_0255A12: | 發願して能信香爐をとりて行道しはしむ願主印藏よ |
J17_0255A13: | りはしめて比丘比丘尼其數をしらす仁和寺の入道法 |
J17_0255A14: | 親王の御夢想と云云このたき過去にもこれありき現 |
J17_0255A15: | 在にもこれあり未來にもこれあるへしすなはち大日 |
J17_0255A16: | 如來の鑁字の智水なりと示しておなしく詠し給ふ |
J17_0255A17: | 淸水の瀧へまいれはをのつから現世安穩後生極樂御 |
J17_0255B18: | 使者大威儀師俊縁 |
J17_0255B19: | 淸水瀧並瀧山寺説法の圖 |
J17_0255B20: | 淸水寺にて上人説戒の時念佛すすめましましけれは |
J17_0255B21: | 南都の興福寺に侍る小舍人童出家發心して松苑寺の |
J17_0255B22: | 邊に草庵をむすひて往生をとく能信如法經のかうそ |
J17_0255B23: | をこしなから往生人に結縁せむとて入棺のさき火の |
J17_0255B24: | やくをつとめてかへさに異香衣のうへに薰す奇異の |
J17_0255B25: | 思ひをなす |
J17_0255B26: | 小舍人往生の圖 |
J17_0255B27: | 靈山にて三七日不斷念佛のあひた燭なくして光明あ |
J17_0255B28: | り第五の夜各行道し給にましはりて大勢至菩薩つら |
J17_0255B29: | なりてたち給へる事をある人夢の如くに拜して上人 |
J17_0255B30: | に此よしを申にさる事侍むと返答あり是より始て人 |
J17_0255B31: | 人恠をなしはへりき |
J17_0255B32: | 勢至菩薩列に加り給ふ圖 |
J17_0255B33: | 後白河の法皇にめされて説戒再往生要集を談せしめ |
J17_0255B34: | 給に往生極樂の敎行は濁世末代の目足也道俗貴賤た |