浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0252A01: | 靜嚴法印覺什僧都淨然法印仙基律師等の外妙覺寺上 |
J17_0252A02: | 人菩提山の藏人入道佛心長樂寺定蓮坊八坂の大和入 |
J17_0252A03: | 道見佛松林院の淸淨房さくらもとの究法房つふさな |
J17_0252A04: | る數三百餘人なりその時上人淨土宗義理念佛の功德 |
J17_0252A05: | 彌陀本願の旨を明にこそ説給ふにいひくちとさため |
J17_0252A06: | たる本生房默然として信伏しをはりぬ集會の人人こ |
J17_0252A07: | とことく歡喜の涙をなかしひとへに歸伏す法藏比丘 |
J17_0252A08: | のむかしより彌陀如來の今に至るまて本願の趣往生 |
J17_0252A09: | の子細くらからす是をとき給とき三百餘人一人とし |
J17_0252A10: | て疑ふ事なし人人虚空にむかへるか如し言語を出す |
J17_0252A11: | 人なし碩德達ほめて云かたちを見れは源空上人まこ |
J17_0252A12: | とは彌陀如來の應現かとうたかふ座主みつから香爐 |
J17_0252A13: | をとりて持佛堂にして旋遶行道して高聲念佛を唱へ |
J17_0252A14: | 給ふに南北の明將西土の敎に歸し老若の諸人心中の |
J17_0252A15: | まことをこらしてをのをの異口同音に三日三夜の間 |
J17_0252A16: | たゆることなく高聲念佛す座主一の大願をおこし給へ |
J17_0252A17: | り此寺に五の坊をたて一向專念の行を相續せむ稱名 |
J17_0252B18: | のほかにさらに餘行をましへす一度はしめてよりこ |
J17_0252B19: | のかた今に退轉せす此門に尋入て後に妹の尼御前を |
J17_0252B20: | すすめむかために念佛勸進の消息といへる是也湛歟 |
J17_0252B21: | 上人の發起にて來迎院勝林院等に不斷念佛をはしめ |
J17_0252B22: | らる是よりこのかた洛中邊土處處の道場に修し勤さ |
J17_0252B23: | る所なし大佛の上人一の意樂をおこして云此國の道 |
J17_0252B24: | 俗閻魔宮にひさまつかむとき交名をとはれは其時佛 |
J17_0252B25: | 名を唱へしめむかためにあみた佛をまつ我名をは南 |
J17_0252B26: | 無阿彌陀佛云云我朝に阿彌陀佛名の流布する事は此 |
J17_0252B27: | 時よりはしまれり |
J17_0252B28: | 大原談義並行道念佛の圖 |
J17_0252B29: | 高野の明遍僧都上人御造の選擇集を見てよき文にて |
J17_0252B30: | 侍れとも偏執なる邊ありと云云其後夢に見給天王寺 |
J17_0252B31: | の西門に病者かすもしらすなやみふせり一人の聖あ |
J17_0252B32: | りて鉢にかゆを入て貝をもちて病人の口口ことにい |
J17_0252B33: | る誰人そと問へはある人答云法然上人也といふと見 |
J17_0252B34: | てさめぬ僧都おもはくわれは選擇集を偏執の文なり |