浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0224A01: | に義をいふに。いづれも皆一分の義理なきにあら |
J17_0224A02: | ず。然て我は只常に名を稱して。忘れずとの給へり。 |
J17_0224A03: | 又法照禪師の五會法事讚に曰。彼佛因中立弘誓。聞 |
J17_0224A04: | 名念我惣迎來。此七言八句の文を誦してこそ。淨 |
J17_0224A05: | 土宗の肝心。念佛者の目足よと。常には申されける。 |
J17_0224A06: | 一期の間退轉なく語嘿常に持念して。貞應三年四月 |
J17_0224A07: | 廿日往生を遂られき。宋張丞相いまだ秀才たりし |
J17_0224A08: | 時。ふかく佛法をそねみて。法を破する論を作らん |
J17_0224A09: | 事を吟ぜし時。或人方便を迴してかたる。邪見の説 |
J17_0224A10: | どもよくよく見て破すべき也とて。維摩經三卷を與 |
J17_0224A11: | へしに。此經を披見して歸て後悔の信を發して。專 |
J17_0224A12: | 佛敎を助けて返て護法論を造き。震旦日域ことなれ |
J17_0224A13: | ども。捨邪歸正これおなじきをや。 |
J17_0224A14: | |
J17_0224A15: | |
J17_0224A16: | |
J17_0224A17: | |
J17_0224B18: | 法然上人傳記卷第九上 |
J17_0224B19: | |
J17_0224B20: | 山門公人向御廟堂事 頓宮入道追―散山門使事 |
J17_0224B21: | 改葬事 過洛中事 |
J17_0224B22: | 自嵯峨奉渡廣隆寺事 隆寬律師往生事 |
J17_0224B23: | 於粟生奉荼毗事 |
J17_0224B24: | 山門公人向御廟堂事 |
J17_0224B25: | 延曆寺の兩門跡と號するは。梨本。靑蓮院是也。各 |
J17_0224B26: | 各四明三千の貫首にそなはり。一山兩門の棟梁にま |
J17_0224B27: | します。或は在世の莚に法文を尋て。往生の先達と |
J17_0224B28: | し。或は沒後の庭に諷誦捧て。値遇の後會を契る。 |
J17_0224B29: | 遺骸に至て豈信心おろそかに立給んや。然を上野の |
J17_0224B30: | 國より登山したりける並榎の立者定照と云者。ふか |
J17_0224B31: | く上人の念佛弘通をそねみて。選擇集の破文を作て |
J17_0224B32: | これを彈選擇と名く。隆寬律師是を見給て。先師上 |
J17_0224B33: | 人の素意をあらはさんが爲に。顯選擇を作て定照が |
J17_0224B34: | 難破をくつがへして。汝が僻破のあたらざる事。た |