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J2410 九巻伝 〓 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0182A01: からず。小僧かはりて罪をうくべし。もて師範の咎
J17_0182A02: をすくはんと思ふ。凡其佛道修行の人。自他共に罪
J17_0182A03: 業をかへりみるべし。然を強に俗諦隨事の假論を執
J17_0182A04: して。いよいよ無明迷理の惑障に墮せんこと。いた
J17_0182A05: ましきかなや。悲しき哉や。乞。學侶の心あらん。
J17_0182A06: 理に伏して執を變じ。法に優して罪をなだめよ耳。
J17_0182A07: 死罪死罪敬白。
J17_0182A08: 十一月十三日 專修念佛沙門圓證
J17_0182A09: 大僧正御房へと云云
J17_0182A10: 上人誓文におよび。殿下會通を設けられければ。衆
J17_0182A11: 徒の欝訴とどまりにけり。
J17_0182A12:
J17_0182A13:
J17_0182A14:
J17_0182A15:
J17_0182A16:
J17_0182A17:
J17_0182B18: 法然上人傳記卷第五下
J17_0182B19:
J17_0182B20: 頭光出現の事 瘧病の事
J17_0182B21: 明遍參小松殿事 大胡消息事
J17_0182B22: 頭光出現の事
J17_0182B23: 同二年乙丑四月五日。上人月輪殿に參じて。念佛の法
J17_0182B24: 門御談義數尅の後。退出し給し時。地の上よりたか
J17_0182B25: く蓮華をふみてあゆみ。金色の頭光赫奕として。形
J17_0182B26: 貌は大勢至菩薩也。月輪禪定殿下庭上にくづれおり
J17_0182B27: させ給て。御額を地に付ておがみたてまつらせ給へ
J17_0182B28: ば。上人也。門外まで見送り給ふに。又大勢至也。
J17_0182B29: 涙千行萬行。敢て譬に物なし。暫ありて肅然として。
J17_0182B30: をどろきおきさせ給ひて。仰られて云。上人の頭上
J17_0182B31: に金色の圓光顯現せり。希有の事おがみ奉る也と。
J17_0182B32: 時に御前に侍は。戒心房右京權太夫隆信入道本蓮房中納言阿闍梨尋玄二人
J17_0182B33: 也。ともに見奉らざるよし申。禪定殿下御歸依年ふ
J17_0182B34: りたりといへども。此後は彌陀の思ひをなし奉らせ

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