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J2410 九巻伝 〓 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0136A01: の旨にあらはれ。善惠上人の存意また今の消息等に
J17_0136A02: 見えたり。善惠上人已に自筆をそめ。判形をすえら
J17_0136A03: る。末代の龜鑑也。仰で是を信ずべし。然を善惠上
J17_0136A04: 人の門流と號する人人の中に義理若本師上人の請
J17_0136A05: 文。善惠上人の消息に違する事あらば。全善惠上人
J17_0136A06: の義にあらず。末流の私の今案なるべし。あなかし
J17_0136A07: こ。末の濁れるをもて。源のすめるをけがす事なか
J17_0136A08: れ。
J17_0136A09:
J17_0136A10:
J17_0136A11:
J17_0136A12:
J17_0136A13:
J17_0136A14:
J17_0136A15:
J17_0136A16:
J17_0136A17:
J17_0136B18: 法然上人傳記卷第三下
J17_0136B19:
J17_0136B20: 上人三昧發得事 靈山寺念佛時勢至菩薩立列給事
J17_0136B21: 阿彌陀三尊出現事 聖光上人事
J17_0136B22: 天王寺西門事 鎭西修行者以下問答事
J17_0136B23: 上人三昧發得事
J17_0136B24: 上人行業年積。念佛功闌て。建久九年正月より此か
J17_0136B25: た。極樂の莊嚴。化佛菩薩を拜給事。常にあり。彼
J17_0136B26: 三昧發得の次第は。自筆に記し置給へるを。生存の
J17_0136B27: 間に秘藏して。人にしられず。沒後にやうやく流布
J17_0136B28: する處也。高野の僧都明遍遁世後號空阿彌陀佛披見して隨喜の
J17_0136B29: 涙をながされけり。彼自筆の記云。生年六十六。建
J17_0136B30: 久九年丁卯正月朔日。恆例の正月七日の念佛。これを始
J17_0136B31: めおこなふに、一日明相すこし現じて自然甚明也。
J17_0136B32: 二日に水相觀自然に或就す。すべて七箇日の中に。
J17_0136B33: 地相觀の中に瑠璃の地いささかあらはる。二月四日
J17_0136B34: の朝。瑠璃の地分明に現ず。六日の後夜に瑠璃の宮

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