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J2380 四巻伝 耽空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0073A01: ば、吉水の前大僧正慈鎭の御沙汰として、大谷の禪
J17_0073A02: 房に居住し給。
J17_0073A03: 鳳城還歸の圖
J17_0073A04: 權中納言藤原光親卿、奉行にて歸京のよし被仰下侍
J17_0073A05: ける時、もとよりかくこそは侍るべかりける。
J17_0073A06: 吉水の庵室の圖
J17_0073A07:
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J17_0073A16:
J17_0073A17:
J17_0073B18: 本朝祖師傳記繪詞卷第四此卷原本無題號今倣他卷加之
J17_0073B19:
J17_0073B20: 或時、宮仕人かとおぼしくて、尋常なる尼女房たち、
J17_0073B21: あまた上人へ參て、罪深我等ごときの五障の女人も、
J17_0073B22: 念佛申ば、極樂往生すべきよし仰の候なるは、誠に
J17_0073B23: て侍やらん、委承たきよし申されければ、上人被仰
J17_0073B24: けるは彌陀の本願を馮むより外には、女人更に往生
J17_0073B25: の望をとぐべからず。本願の忝事を、能能可令聞
J17_0073B26: 給。女人は、障重して、罪深故に、一切の處には皆
J17_0073B27: 嫌たり。是則、内に五障あり、外に三從ある故也。
J17_0073B28: 五障と云は、一者不得作梵天、二者帝釋、三者魔
J17_0073B29: 王、四者轉輪聖王、五者佛身とならずと云り。既に
J17_0073B30: 大梵高臺閣にも嫌て、梵衆、梵輔の雲を望事なく、
J17_0073B31: 帝釋、柔輭の床にも下されて、卅三天の花を翫事な
J17_0073B32: し。六天魔王の位、四種輪王の跡を望に、永絶て影
J17_0073B33: をささざれば、天上天下の賤き果報、無常生滅のつ
J17_0073B34: たなき身にだにもならず。況諸佛の淨土に不可思

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