ウィンドウを閉じる

J2380 四巻伝 耽空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0067A01: 瘧病祈願の圖
J17_0067A02: 元久二年乙丑四月一日、於月輪殿、淨土の敎籍、御談
J17_0067A03: 數剋の後、御退出の時、遙に南庭をおはしましける
J17_0067A04: 御うしろに、頭光を現じ給ければ、禪定殿下、くづ
J17_0067A05: れおりさせ給て、稽首歸命したてまつりて、悲涙千
J17_0067A06: 行萬行。
J17_0067A07: 頭光顯現の圖沙彌戒心。阿闍梨尋玄。
J17_0067A08: 上人は、始は戒をときて人に授、後には敎を弘て、
J17_0067A09: ほとけになさしめ給。故に於日域而施無畏、宛
J17_0067A10: 如照觀自在王之蒼天、於月輪而示有光明、知
J17_0067A11: 可得大勢至之白毫。諸佛菩薩の大悲利生、おほく
J17_0067A12: ましませども、安立器世間のはじめより、劫末壞劫
J17_0067A13: のすへまでに、日月のひかりにふれざる情非なかり
J17_0067A14: けり。この故に、いざなぎ、いざなみのみこ、觀
J17_0067A15: 音、勢至の垂迹、日月として、世をてらしまします。
J17_0067A16: 又二菩薩の化をほどこして、九品蓮臺をひらき給、
J17_0067A17: 末代なりといへども、誰人か疑をなさん。仰で信べ
J17_0067B18: しと思て、心のはやりのままに、七旬の老眼に、悲
J17_0067B19: 涙を抑て泣、一人の同法をすすめて後素をしるす。
J17_0067B20: 留贈後見、共期佛惠矣。
J17_0067B21: 嘉禎三年丁酉十一月廿五日筆功已畢。
J17_0067B22: 此繪披見之人、奉禮三尊之像、其詞説明之輩、
J17_0067B23: 讀誦大經之文、願身口意之行、念阿彌陀之名、
J17_0067B24: 往生極樂之志無貳、勿疑之也。爰躭空執筆而
J17_0067B25: 草旨趣、觀空和墨摸畵圖。願結一佛淨土之縁、
J17_0067B26: 共證九品蓮臺之果、乃至無遮平等。敬白。
J17_0067B27: 躭 空在判
J17_0067B28: 觀 空在判
J17_0067B29: おもひ入やすち〓ゆみはりの月のつよくもひくか
J17_0067B30: たそかし
J17_0067B31: 弓はりの月は大地を的としのおもひ入よりはつし
J17_0067B32: けそなき

ウィンドウを閉じる