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J2380 四巻伝 耽空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0065A01: しかず。佛正ク。光明徧照、十方世界、念佛衆生、攝
J17_0065A02: 取不捨。
J17_0065A03: 法然上人。僧正行舜。僧正公胤。僧正覺實。法印顯
J17_0065A04: 忠。法印圓豪。石金丸。法印公雅。法印道嚴。法印
J17_0065A05: 信觀。この三人の法印は、御障子のうちにて、其形貌
J17_0065A06: みえ給はず。各おのの官位は、後日の交名をしるす。
J17_0065A07: 中院御宇元久元年甲子十一月七日普告門人七箇條の
J17_0065A08: 起請文云、取要略之。
J17_0065A09: 一。一句文をうかがはずして、眞言止觀を破する事。
J17_0065A10: 二。無智身をもて、物を論ずる事。
J17_0065A11: 三。別解人と、本業をすてて、強嫌〓事。
J17_0065A12: 四。念佛に戒行なしと號して、專婬酒食肉をすすめ
J17_0065A13: て、たまたま律儀の人をば、雜行と名て、彌陀
J17_0065A14: の本願には、説勿恐造惡事。
J17_0065A15: 五。癡人の、聖敎をはなれて、師説にあらざる事を
J17_0065A16: もて、智者に咲事。これは無智大天狗來て、猥
J17_0065A17: く邪義述て九十五種異道、尤可恐之。
J17_0065B18: 六。癡鈍身をもて、殊唱導を好て、正法を不知、
J17_0065B19: 種種邪法を説て、恣妄説を成て、世間人を誑惑
J17_0065B20: し、過殊重。寧國賊にあらずや。
J17_0065B21: 七。右各雖一人説、所積爲予一身衆惡、汚彌陀
J17_0065B22: 之敎文、揚師匠之惡名。不善之甚、無過之
J17_0065B23: 者也。
J17_0065B24: 以前起請如此。一文を學する弟子等、年來、
J17_0065B25: 念佛を修といへども、聖敎にしたがふ故に、人
J17_0065B26: の心、よの聞をおどろかさず。近來、不善のと
J17_0065B27: もがら、ただ彌陀の淨文をうしなふのみにもあ
J17_0065B28: らず、兼は、釋迦の遺法をけがす。何不加炳
J17_0065B29: 誡乎。猶背制法輩は、是非予門人、魔眷屬
J17_0065B30: 也。更不可來草庵。自今以後、各隨聞及、
J17_0065B31: 必被觸之。餘人勿相伴。若不然者同意人
J17_0065B32: 也。彼過如作者其略之所詮、大旨如此。
J17_0065B33: 座主問狀の圖
J17_0065B34: 天台座主、御問狀付て、誓文を進給。其詞云、源空

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