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J2380 四巻伝 耽空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0060A01: 蓮契上人、念佛房、湛斆上人、印西上人、重
J17_0060A02: 源和尚、上人源空。
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J17_0060A17:
J17_0060B18: 本朝祖師傳記繪詞卷第二
J17_0060B19:
J17_0060B20: 上西門女院に、上人、七日説戒し給ける時、前栽の
J17_0060B21: 草むらの中に、おほきなるくちなはありけり。夏の
J17_0060B22: 事也ければ、はめをとろかすといへども、日日にか
J17_0060B23: くることなくして、壟おりて、頗聽聞の氣色見えけ
J17_0060B24: れば、人びとめもあやにみける。第七日結願にあた
J17_0060B25: りて、この蛇、からかきのうへにのぼりて、やがて
J17_0060B26: 死しけるほどに、そのかしら二にわれにけるなかよ
J17_0060B27: り、蝶のやうなる物いづとみる人もあり、又かしら
J17_0060B28: ばかりわれたりとみる人もありけり。又天人ののぼ
J17_0060B29: るとみる人もありけり。むかし、遠行するひしり、
J17_0060B30: このひ、くれにければ、野中につかあなのありける
J17_0060B31: に、とどまりて、夜もすがら、無量義經を暗誦しけ
J17_0060B32: るほどに、彼つかあなの中に、五百蝙蝠ありけり。
J17_0060B33: この經を聽聞しつる功德によりて、このかはほり、
J17_0060B34: 五百の天人となりて、忉利天に生ぬと夢につげけり。

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