浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0059A01: | て淨土に歸せしめ給ける。これすなはち念佛三昧成 |
J17_0059A02: | 就獲得の證理なるべし。よりてこの聖容は、一丈六 |
J17_0059A03: | 尺に示し給ける。 |
J17_0059A04: | 勢至出現の圖 |
J17_0059A05: | 無量壽佛化身無數、與觀世音、大勢至、 |
J17_0059A06: | 常來至此行人之所。 |
J17_0059A07: | 三尊出現の圖 |
J17_0059A08: | 法眼顯眞大原籠居の時、法印永辨出離解脱のはかり |
J17_0059A09: | ごと、頓證菩提のいりかど談じて、永辨歸山の刻、如 |
J17_0059A10: | 此次第、委は法然上人を崛して、御尋あるべきよし |
J17_0059A11: | 申て、後、龍禪寺に、僧都明遍、已講貞慶重源和尚、 |
J17_0059A12: | 印西上人、凡處處遁世の人人。當所には、湛斆、蓮 |
J17_0059A13: | 契、師弟の上人等十餘輩招て、淨土の敎文沙汰ある |
J17_0059A14: | べきよしきこえて、山門の久住者、念佛往生の儀を |
J17_0059A15: | きかんとて、智海法印、靜嚴僧都、覺什僧都、證眞、 |
J17_0059A16: | 堯禪等、各あつまりけるに、淨然法眼、仙基律師は、 |
J17_0059A17: | 又もとより坐せられける。面面に諸宗に入たちて、 |
J17_0059A18: | 深儀論談決擇侍けるに、上人、散心念佛の、時にか |
J17_0059B19: | なひ、をりをえたる事、つぶさに解説し給けるに、 |
J17_0059B20: | 房主法眼顯眞雙眼に紅涙をながし、一心丹精をぬき |
J17_0059B21: | いでで、みづから香爐をとりて、持佛堂に旋遶行道、 |
J17_0059B22: | 高聲念佛を唱給に、南北の明匠、西土の敎に歸し、 |
J17_0059B23: | 上下の諸人、中心の誠をこらして、各一口同音に、 |
J17_0059B24: | 三日三夜、間斷なし。これを六方恆沙の證誠にたと |
J17_0059B25: | ふ。總て信男信女三百餘人、參禮の聽衆かずをしら |
J17_0059B26: | ず、然間、湛斆上人發起にて、來迎院、勝林院等、 |
J17_0059B27: | 不斷念佛をはじむ。自爾以降、洛中邊土、處處道場、 |
J17_0059B28: | 修してつとめざるところなし。如此して後顯眞召出 |
J17_0059B29: | されて、天台座主に補し、僧正に任じ給。末代高僧、 |
J17_0059B30: | 本山の賢哲也。諸宗の碩德卒して莫非上人。云云一 |
J17_0059B31: | 天四海、併念佛を以、口遊とす。 |
J17_0059B32: | 前權少僧都明遍、法眼大和尚顯眞、法印大僧 |
J17_0059B33: | 都智海、法印權大僧都靜嚴、權少僧都覺什、 |
J17_0059B34: | 法印權大僧都證眞、法橋上人堯禪、法眼大和 |
J17_0059B35: | 尚靜然、權律師仙基、已講貞慶、藏人入道、 |
J17_0059B36: | 大原論談の圖 |