浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J17_0058A01: | 保元元年丙子求法のために修行すとて、先嵯峨に參籠。 |
J17_0058A02: | 然後、南都贈僧正藏順に法相宗を學し給ふに、其義 |
J17_0058A03: | 甚妙にして、不可思議なりければ、師範かへて、上 |
J17_0058A04: | 人に歸して、佛陀と稱して供養をのべ給。 |
J17_0058A05: | 中川少將上人隨て、鑒眞和尚の戒をうく。大納言律 |
J17_0058A06: | 師寬雅に、三論宗を學し給に、その宗のおぎろをさ |
J17_0058A07: | ぐり、弟子のふかき心を達するに、かへて涙をなが |
J17_0058A08: | して、奧旨をきはむ。 |
J17_0058A09: | 上人行脚の圖 |
J17_0058A10: | 學匠訪問の圖 |
J17_0058A11: | 學匠訪問の圖 |
J17_0058A12: | 學匠訪問の圖 |
J17_0058A13: | 眞言の敎文にいりて、道場觀を修し給に、 |
J17_0058A14: | 五相成身の觀行あらはしたまふ。 |
J17_0058A15: | 道場觀成の圖 |
J17_0058A16: | 一代五時の諸經、はじめ花嚴の法界唯心、阿含の四 |
J17_0058A17: | 諦縁生、方等彈呵褒貶、般若染淨融通、法花唯有一 |
J17_0058B18: | 乘、醍醐捃拾妙藥、總て自他諸宗經論章疏、眞言止 |
J17_0058B19: | 觀のをぎろ心を三觀の彌陀にあらはして、悉九品の |
J17_0058B20: | 淨界にすまし給。事のはじめは、高倉院の御宇安元 |
J17_0058B21: | 元年乙未齡四十三より、諸敎所讚、多在彌陀の妙偈、 |
J17_0058B22: | ことにらうたく心肝にそみ給ければ、戒品を地體と |
J17_0058B23: | して、そのこゑに毎日七萬遍の念佛を唱て、おなじ |
J17_0058B24: | く門弟のなかにも、をしへはじめ給ける。 |
J17_0058B25: | 上來雖説定散兩門之益、望佛本願意在衆生、一向專 |
J17_0058B26: | 稱彌陀佛名、南無阿彌陀佛佛佛。 |
J17_0058B27: | 上人、心閑に淨土を觀じ給ける。はじめの |
J17_0058B28: | 夜は、寶樹を現じ、次夜は、瑠璃の地をし |
J17_0058B29: | めし、後には、宮殿を拜し給。 |
J17_0058B30: | 三昧現前の圖 |
J17_0058B31: | 唐善導和尚、もすそよりしもは、阿彌陀如 |
J17_0058B32: | 來の御裝束にて現じて、さまざまの事を、 |
J17_0058B33: | ときてをしへ給ける。 |
J17_0058B34: | 善導來現の圖 |
J17_0058B35: | 南無勢至菩薩云、我本因地にして、念佛の心をもて、 |
J17_0058B36: | 無生忍に入て、法界にして、念佛を攝して、人をし |