浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0061A01: | いま一すぢの蛇あり、七日説戒の功力にこたへて、 |
J17_0061A02: | 雲をわけてのぼりぬるにやと人びと隨喜をなす。彼 |
J17_0061A03: | は上代なるうへ大國也。これは末代にして又小國也。 |
J17_0061A04: | 希代勝事、凡人の所爲にはあらずとぞ、時の人びと |
J17_0061A05: | 申侍ける。 |
J17_0061A06: | 上西門院受戒の圖 |
J17_0061A07: | 高倉天皇御得戒侍けり。其相承、釋尊千佛の大戒を |
J17_0061A08: | 持て正覺の曉、陳の南岳大師にさづけ、南岳大師七 |
J17_0061A09: | 代をへて道邃和尚、本朝傳敎大師にさづけ、傳敎大 |
J17_0061A10: | 師、慈覺大師にさづけ、慈覺大師、淸和天王にさづ |
J17_0061A11: | けたてまつらしめ給し時、男女授者五百餘人、利を |
J17_0061A12: | え、益をかぶる。今當帝に、十戒をさづけたてまつ |
J17_0061A13: | らしめ給事、陳隋二代の國師天台大師の、大極殿に |
J17_0061A14: | 御に對して 仁王般若を講じ給しに、殿上階下、稱 |
J17_0061A15: | 美讚嘆、殿にかまびすしく侍しがごとく、月卿雲客 |
J17_0061A16: | より、后妃采女にいたるまで、巍巍たる禁中に、喁 |
J17_0061A17: | 喁たるいきさし、堂堂たる宮人の、面面たる信敬、 |
J17_0061B18: | もろこしのいにしへにもはぢず、やまとの中ごろを |
J17_0061B19: | したふ。故に九帖附屬の袈裟、福田をわが國にひら |
J17_0061B20: | き、十戒血脈の相承、種子を秋つ洲にまく。抑安然 |
J17_0061B21: | 和尚の戒品を傳し、いまだ袈裟の附屬をばうけざり |
J17_0061B22: | き。相應和尚の念佛をひろめし、又いまだ戒儀をば |
J17_0061B23: | とかざりき。彼此をかねたる、今の上人也。これに |
J17_0061B24: | よりて、敬て戒品の帝珠をみがきて、いよいよ無上 |
J17_0061B25: | の位にすすみ給べし。その榮啓期が歌三樂、未至 |
J17_0061B26: | 常樂之門。皇甫謐之述百王、猶闇法王之道。 |
J17_0061B27: | 禁 裏 の 圖 |
J17_0061B28: | 一。只今源空上人めされ參られ侍。 |
J17_0061B29: | 二。何事に侍やら覽。 |
J17_0061B30: | 四。剋限よくなりて侍らば、聽聞に參り侍 |
J17_0061B31: | 覽。 |
J17_0061B32: | 五。何の殿侍やらん、紫殿。 |
J17_0061B33: | 六。淸涼殿とこそふれ侍れ。 |
J17_0061B34: | 治承四年庚子十二月十一日、平家亂逆の時、東大寺炎 |
J17_0061B35: | 上の庭に、舊跡にまかせて、大佛冶鑄し奉るべきよ |