浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J16_0422A01: | ロカ抄ニ尖ノ字スルドナル心トアリ又御幸ニタケ |
J16_0422A02: | タケテソロロカニナトアリ●ユユシカランハ目出 |
J16_0422A03: | タク世ニ勝タル心ナリ第七卷ニ注シヌ |
J16_0422A04: | 蓮生行住座臥不背西方の文を。ふかく信じけるに |
J16_0422A05: | や。あからさまにも。西を背にせざりければ。京よ |
J16_0422A06: | り關東へ下ける時も。鞍をさかさまにをかせて。馬 |
J16_0422A07: | にもさかさまに乘て。口をひかせけるとなん。され |
J16_0422A08: | は蓮生。 |
J16_0422A09: | 淨土にもこうのものとやさたすらん |
J16_0422A10: | にしにむかひてうしろみせねは |
J16_0422A11: | とぞ詠じける。上人も。信心堅固なる念佛の行者の |
J16_0422A12: | ためしには。常に思ひ出給て。坂東の阿彌陀ほとけ |
J16_0422A13: | とぞ仰られける。 |
J16_0422A14: | ●行住坐臥不背西方ノ文ハ禮讚及西方要決ニ見エ |
J16_0422A15: | タリ●入道又イツノ比ニカ高野ニ住ケル今ノ知識 |
J16_0422A16: | 院其遺跡ナリ彼院ニテ或時詠シケル |
J16_0422A17: | 約束ノ念佛ハ申シテ候ヨ |
J16_0422B18: | ヤラフヤラジハ彌陀ノハカラヒ |
J16_0422B19: | イニシヘノ鎧ニマサル紙衣ハ |
J16_0422B20: | 風ノイル矢モトヲラザリケリ |
J16_0422B21: | しかれとも其性たけくして。なを犯人をは。或は馬 |
J16_0422B22: | 船をかづけ。或はほだしをうち。或はしばり。或は |
J16_0422B23: | 筒をかけなどして。いましめをきけり。よに心えぬ |
J16_0422B24: | わざにてぞありける。 |
J16_0422B25: | ●犯人ハ法度ニ背タル者ナリ●ホダシハ桎梏ノ |
J16_0422B26: | 字上足械下手械也●筒ヲカケトハ犬ナト繫グニ竹 |
J16_0422B27: | ノ管ヲ貫ケル類ナルニヤ●日本ノ俗緬縛スルヲイ |
J16_0422B28: | マシムト云是繩カケテ人ノ心ヲ誡ムト云ノ心ナラ |
J16_0422B29: | ン易ノ繫辭ニ小徴而大誡ト |
J16_0422B30: | 下國の後不審なる事ともを。狀をもて尋申けれは。 |
J16_0422B31: | 上人の御返事云。悅てうけたまはり候ぬ。實に其後 |
J16_0422B32: | おぼつかなく候つるに。うれしく仰られて候。但念 |
J16_0422B33: | 佛の文書てまいらせ候。念佛の行は。かの佛の本願 |
J16_0422B34: | の行にて候。持戒誦經誦呪理觀等の行はかの佛の本 |