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J2190 菩提心集 珍海 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J15_0512A01: のすくはれたるなり。上品上生の人は。三の心。三
J15_0512A02: の業を具ふ。至誠心誠をいたす心深心深き心回向發願心善を往生に回向し
J15_0512A03: 往生を求る心是を三の心といふ。三つの業とは慈心不殺具
J15_0512A04: 諸戒行物を殺さず戒をたもてり讀誦大乘。方等經典大乘經をよみたてまつる修行
J15_0512A05: 六念。回向發願三寳を念ずる事を三つとし布施と戒行と及び天を念ずるを加へて六とす此功德
J15_0512A06: を具へて一日乃至七日をふればすなはち佛無數の
J15_0512A07: 化佛。百千の大衆。七寳の宮殿と具に來り迎へ給ふ。
J15_0512A08: 觀音の金剛臺に乘りて。すなはち彼國に生れぬ。妙
J15_0512A09: なる法を聞て。無生法忍を悟り諸法不生不滅といふ法を悟とるを無生法忍と云ふ深き
J15_0512A10: 心と也上品中生の人は必しも經を讀ず。但よく趣を解
J15_0512A11: り生れんと願ふ。佛千の化佛。諸の大衆と倶に來て
J15_0512A12: 迎へ給ふ。すなはち彼國の池の中に生れぬ。一夜を
J15_0512A13: 經て蓮ひらけて佛を見。一小劫を經て無生忍を得。
J15_0512A14: 上品下生の者は亦因果を信じ。大乘を謗らず。菩提
J15_0512A15: 心を發してかの國を願ふ。終りに臨んで。佛五百の
J15_0512A16: 化佛。諸の眷屬と倶に來て迎へ給ふ。蓮に乘りて池
J15_0512A17: の中に生れて一日一夜を經て蓮開き。佛を見。法を
J15_0512B18: 聞て三小劫を經て歡喜地を得。中品上生の人は五戒
J15_0512B19: 八戒を持ち。諸の戒行を行ひ。終りに菩提の心を發
J15_0512B20: して彼國を願ひて先の善根を回向す。佛比丘の衆と
J15_0512B21: 倶に來て迎へ給ふ。生るるままに花開けて四諦の法
J15_0512B22: を聞て阿羅漢と成りぬ。中品中生の人は。八戒十戒
J15_0512B23: 具足の戒。一日一夜たもつて回向して生れんと願ふ。
J15_0512B24: 佛眷屬と倶に來り迎へ給ふ。すなはち彼國の池の中
J15_0512B25: に生れて七日を過て花開け法を聞て半劫を經て阿羅
J15_0512B26: 漢と成りぬ。中品下生の者は父母に孝し世の中の淺
J15_0512B27: き善を行ふ。終りに臨みて。善知識來りて。極樂の
J15_0512B28: ありさまを説き聞かせ。法藏比丘の四十八願を説き
J15_0512B29: 聞かす。聞をはりてすなはち彼國に生れぬ。七日を
J15_0512B30: 經て。觀音勢至に遇ひ奉りて法を聞き一小劫を經て
J15_0512B31: 後阿羅漢となる。下品上生の人は諸の惡業を造りて
J15_0512B32: 慚愧ある事なし。但四重ばかりを犯さず。及び五逆
J15_0512B33: 罪を造らざる者善知識の大乘經の首題の名字を説き
J15_0512B34: 聞かするに遇ふて。千劫の重き罪を除き。又敎へて

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