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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0829A01: 隱遁をしをほせ得たる心地してなり上來の文章難見故に註す尚翼賛隨聞共
J09_0829A02: に見合すへし○二十三丁聲につきて决定往生の思ひをなすへし等
J09_0829A03: とは傳文第十八卷の隨聞記に委しく記す往て見よ歸
J09_0829A04: 命本願鈔尤も見るへし○二十四丁たとひ佛きたりてひか
J09_0829A05: りをはなちとは疏の四重破人の中に前の三重の破人
J09_0829A06: をこめて辨すへし謂く一には凡夫の異學異見二には
J09_0829A07: 三賢二乘三には登地の菩薩也○二十六丁あるひは願をた
J09_0829A08: てあるひはその願をときあるひはその説を證してと
J09_0829A09: は彌陀たて釋迦とき諸佛證誠して往生を勸め玉へり
J09_0829A10: と也○三に回向發願心とは回向發願の事并に過現の
J09_0829A11: 善根回向の事要畧抄上十八丁の處隨聞私考に具に註せ
J09_0829A12: り往て見るへし○二十七丁隨喜すれはみな我功德となる
J09_0829A13: とは同隨聞私考に辨せり○二十八丁ことさらに餘の功德
J09_0829A14: をもつくりあつめてとは念佛の行者殊更にわらんず
J09_0829A15: はいてあらゆる功德を求めよとには非すと也○金剛
J09_0829A16: はやぶれぬものとは梵網古迹上云金中精牢名曰
J09_0829A17: 金剛玄記一之丁三一下引之名義集三三十七丁云晋武帝十三年燉煌有
J09_0829B18: 人献金剛寳生於金中色如紫石英狀如蕎麥
J09_0829B19: 百鍊不消什師云如有方寸金剛數十里内石壁之
J09_0829B20: 表所有形色悉於是現又大論云金剛寶者帝釋所執
J09_0829B21: 與修羅戰碎落閻浮已上名義二十九丁三心のありさまお
J09_0829B22: ろおろとは自下四行目最も此三心を具すへき也と云
J09_0829B23: ふ迄は傳文に在りてしかるをと云ふ以下終の是そ往
J09_0829B24: 生すへき心はへの沙汰にて候と云ふまては傳文には
J09_0829B25: 乃至して畧之扨これを安心とはなつけて候也と云
J09_0829B26: ふ次に傳文には起行の沙汰を少少出せり扨をろをろ
J09_0829B27: の註は翼賛の如し扨上來讀畢傳文第十九十丁抑上人等
J09_0829B28: の三心に付て傳文者の料簡を辨すへき歟○二十九丁うと
J09_0829B29: くおもふをりには大事等とは此の三心の沙汰に立入
J09_0829B30: らぬあひだは事ことしく六け敷やうなれとも能能沙
J09_0829B31: 汰すれは還つてやすきことなりと也○たたしこの三
J09_0829B32: 心はその名をたにもしらぬ人もとはままたきや久三
J09_0829B33: 郞がこときは名をたにもしらぬ也されはとてそれを
J09_0829B34: 才智有る者に拵へなをしてさて念佛申して往生する

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