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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0823A01: にして三七日別時念佛をはじめ給事は傳文第八に雖
J09_0823A02: 載之此時とも不見所詮恒例の別時なれは何の年
J09_0823A03: とたしかには難指也恒例別時の事傳文第四十八之六丁具に註之○ことからは
J09_0823A04: むつかしき樣にとは病躰はむつかしき樣に候へとも
J09_0823A05: と也○左右とはとかふとよむへし○さりなからも
J09_0823A06: とはしかしなからの意歟○四十四丁なをしゐてとは五十
J09_0823A07: 日と思立ちたることなれは無理に勤め候ひしほとに
J09_0823A08: と也○水なとのむ事になりとは食物は絶へて湯水は
J09_0823A09: かり飮む事也○又たたいまいかなるへしともとは又
J09_0823A10: 只今往生し候はんとも覺へぬとなり○やいととは
J09_0823A11: 灸の字或は灼の字も書けり○湯にてゆで候とは藥湯
J09_0823A12: の事なり次上の又身のいたく候事と云ふ處へかけて
J09_0823A13: 心得へし○左右なくのほるへきとは左右とよむへし
J09_0823A14: 此は津戸あまり上人の御病氣を心もと無く思ひ登る
J09_0823A15: へき由しを申し起せりと見へたり○世にあはれと
J09_0823A16: は此はあつはれと云ふ意にあらす感心のあはれなり
J09_0823A17: 四十五丁四月廿六日とは年代未詳如前記○下卷用心
J09_0823B18: 抄とは第七卷五十一丁往生用心抄を指すなり御傳廿三十八丁
J09_0823B19: にも載す翼賛具に註せり見合すへし但し酒肉五辛病
J09_0823B20: 者に許す事廢前の敎なり能能心得へし翼賛首に出す
J09_0823B21:
J09_0823B22: 示或女房法語
J09_0823B23: 此は法性寺左京の太夫信實朝臣の伯母なりける女房
J09_0823B24: の尋申けるに付ての御返事なり爾るに信實の伯母二
J09_0823B25: 人あり一人は通能の室一人は大貳實淸の室未知
J09_0823B26: 何人也翼賛五十六二丁見合すへし此の御法語は御傳
J09_0823B27: 第廿四九丁に載之翼賛并に隨聞記可見合爾るに此
J09_0823B28: の法語の詞は少して其の義肝要也往生を願ふ行者
J09_0823B29: は誰誰も如此心得たきこと也先つ初めに後世を怖
J09_0823B30: れと云ひ往生を願ひと云ひ其の上に來迎をたのむ由
J09_0823B31: し言はの連續尤も甘心するにたへたり誠に是れより
J09_0823B32: 外のことは無きなり○臨終に來迎すといふことを一
J09_0823B33: 念も等とは人人の賴み顏にしてたのまぬは是れなり
J09_0823B34: 念佛すれは必す來迎あり來迎たにあらは往生は决

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