浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J09_0820A01: | 皆有巨益若知方時自有事障雖向餘方若其事 |
| J09_0820A02: | 已可向西方起此意樂勝無想人元祖御義若迷方 |
| J09_0820A03: | 時欲向西者直以其方想西有便歟鎭西の御義已上禮讃記上卷十三丁 |
| J09_0820A04: | ○そそろにとは不慮の義或は不覺の義或は心にもあ |
| J09_0820A05: | らぬ義何れとも通すへし所詮えもしれぬ不覺の戲 |
| J09_0820A06: | れ事を云也翼賛廿一十七丁四十三六丁○三十二丁唐土に妙雲と |
| J09_0820A07: | いひし尼はとは此事本據未得檢追可尋○三十三丁四十 |
| J09_0820A08: | 八字とは善導思ひ巧みて四十八字に書玉ふには非す |
| J09_0820A09: | 自然として當れる也若し拵へたらは何樣なることも |
| J09_0820A10: | 出來る筈也今は左樣には非す尤も甘心すへし扨長 |
| J09_0820A11: | 樂寺の隆寬律師も往生の肝心此の文に在りとて常の |
| J09_0820A12: | 詞には衆生稱念といふ我れ豈に其の人にあらさらん |
| J09_0820A13: | や必得往生といへり獨り何そ彼の迎にもれんとて感 |
| J09_0820A14: | 涙を流されき御傳四十四卷二丁○よくよく身をもきよめ等とは |
| J09_0820A15: | 自下は恭敬修を勸め玉ふなり○なめにもとはのの |
| J09_0820A16: | 一字落ちたり古板にもなのめとあり通途はななめと |
| J09_0820A17: | 訓すれとも和文にてはなのめと訓する也西要抄下本四丁 |
| J09_0820B18: | なとにもなのめならずとあり斜の字にて不正也と |
| J09_0820B19: | 注せり匠材集にはよのつねならぬ心なりと注せり |
| J09_0820B20: | 西要抄の註に出す○三十四丁わろからんとていひ出したる事也とは |
| J09_0820B21: | 罪をおそれよ身をつつしめよと法の通りに勸むれ |
| J09_0820B22: | は己れ己れか心にまかせ思ふ樣に罪業を振まはんた |
| J09_0820B23: | めにわろからんとて佛説祖釋に無きことを造り出し |
| J09_0820B24: | 言ひ出す也○本願のままにかきてとは元祖の御意の |
| J09_0820B25: | 上件の通りか法藏發願の御意なり此の外は無きこと |
| J09_0820B26: | 也全く私に申すには候はずとことはり玉ふは信を取 |
| J09_0820B27: | らしめんため也 |
| J09_0820B28: | |
| J09_0820B29: | 津戸三郞へつかはす御返事 |
| J09_0820B30: | 津戸三郞上人の門弟淨勝房唯願房等の僧衆を少少申 |
| J09_0820B31: | し下して念佛の先達として不斷念佛を始めおこなひ |
| J09_0820B32: | けるを爲守聖道の諸宗を謗し專修念佛を興するよし |
| J09_0820B33: | 元久二年の秋の比征夷將軍實朝公にあらぬさまに讒し |
| J09_0820B34: | 申す者有りて召尋ねらるへきよし聞へけれは爲守聞 |