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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0819A01: 物情故名爲權圓敎究竟利物故名爲實○論家とは
J09_0819A02: 御傳には云論家釋家錄の古板も作論家二字也○
J09_0819A03: 萬法皆空諸法實相悉有佛性とは錄第一卷十五丁の處に
J09_0819A04: 注せり○五性各別とは法相宗の意は一切有情の種性
J09_0819A05: は法爾各別にして總して五性の異ありと云ふ一に
J09_0819A06: は人天乘性二には聲聞乘性三には獨覺乘性四には菩
J09_0819A07: 薩乘性五には不定乘性也初人天乘性者謂此類都不
J09_0819A08: 具三乘無漏法爾種子故永不斷二障全不證二
J09_0819A09: 空唯受三界五種有漏果永沒生死海依修五戒
J09_0819A10: 十善等世間戒善纔雖受人天勝妙果都不得出世
J09_0819A11: 解脱果也此類亦名無性有情次四果倶具無漏種
J09_0819A12: 子故名有種性於此聲聞獨覺二乘種性人唯斷煩
J09_0819A13: 惱障唯證我空理至自乘極位菩薩種性人共斷二
J09_0819A14: 障並證二空妙理至佛果圓滿位次不定種性人三
J09_0819A15: 乘種子倶具人也百法五初 丁爾るに餘敎に一切衆生悉有佛
J09_0819A16: 性と又凡有心者定當成阿耨菩提と凡そ一切皆成は一
J09_0819A17: 乘の意五性各別にして有成不事は相宗の所談也
J09_0819B18: 是れ性相兩宗古來よりの鉾楯なり爾るに相宗に立
J09_0819B19: 五性各別餘敎所立加六難一盡衆生界難二後佛無
J09_0819B20: 化難三行闕成佛難四佛德終盡難五自語相違難六損不
J09_0819B21: 損非理難具には百法要解六之二十一丁同見聞五之初丁六丁好惡とは惡におの假
J09_0819B22: 名あり寫誤なりあくとよむへし○丱女とは丱の字に
J09_0819B23: くはとあるはあししくはんの音なり○十五丁をぎろと
J09_0819B24: は頥の字也幽深難見云頥也
J09_0819B25:
J09_0819B26: 示或人詞
J09_0819B27: 三十丁とはこの時とは厠に至る時のこと也○三十一丁ゆゆ
J09_0819B28: しくとは殊に勝れたる義なり二人丸秘抄には忌忌敷
J09_0819B29: と書けり河海抄に云善惡に通する詞なりと歸命中本十九丁
J09_0819B30: れは爰の心は事に隨つて別して便宜あしくはと也
J09_0819B31: ○心をたにも西方へやりつれはとは就之轉心轉方
J09_0819B32: と云事あり心不忘西方云之轉心是れ元祖の御
J09_0819B33: 義也設雖向餘方即以其方可想西也謂之轉
J09_0819B34: 方是れ鎭西の御義也記主上人評云兩義各依早〓

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