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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0813A01: と見へたり○閑亭問答集とは閑亭後世物語上四丁傳文
J09_0813A02: 第廿一九丁に出てたり此書昔は問答集と云ふにや然る
J09_0813A03: に此の後世物語を隆寬の述と云は誤なり先つ初に淨
J09_0813A04: 土の先達を列するに隆寬を並へ擧けて又文中に隆
J09_0813A05: 寬の語を引く事上卷に六箇處下卷に六箇處或は律師
J09_0813A06: 記云と或は物語云と或は消息云と或は先師隆寬云な
J09_0813A07: とあり案するに定めて隆寬門人の所述ならんを誤
J09_0813A08: つて隆寬述と撰號を置くと見へたり○三十五丁信空上人
J09_0813A09: のいはく等とは此の法語具に漢語燈第十一卷十三丁
J09_0813A10: 載之○みな菩提心をすすめて觀察を正とすとは先
J09_0813A11: つ鸞師の論註に五念門の中には觀察を正とし十重
J09_0813A12: の中には第七順菩提門を擧けて菩提心を勸め玉ふ論註
J09_0813A13: 下五十一丁次に綽禪師は辨宗旨不同時今此觀經以觀佛三
J09_0813A14: 昧爲宗と立て玉ふ安樂集上六丁但し今師亦存兩三昧義同記上十一丁玄記四之五丁其旨委釋あり見
J09_0813A15: るへし又第二大門の中に專ら勸菩提心同集上十六丁集の文一
J09_0813A16: 部始終觀察菩提心を釋し給ふ事往往に有り此の外懷
J09_0813A17: 感の群疑論に其の義を釋せり依之辨然兩師の御釋
J09_0813B18: にも此の意を明せり得旨應知○存知しかたき物也
J09_0813B19: とは存知しりかたきと云ふこと也○ある時問てい
J09_0813B20: はく等とは以下の問を今の意にて見れは信空の御尋
J09_0813B21: と見ゆ次下四十丁に信空の傳説と云へり又漢語燈第十一卷の意にて見れは勢
J09_0813B22: 觀の御尋と見ゆ未知何是但し一言芳談には信空
J09_0813B23: の問とあり東宗要四三十六丁勢觀の問とあり○智惠のも
J09_0813B24: し往生の要事となるへくは等とは此の處一言芳談學
J09_0813B25: 問の篇の處見合すへし標註下初丁より○三十六丁菩提心經
J09_0813B26: にいはくとは出生菩提心經一卷大隋北印度三藏闍
J09_0813B27: 那崛多譯莊嚴菩提心經一卷姚秦三藏鳩摩羅什譯大藏目錄
J09_0813B28: 上七丁三十一丁兩經中未知在何經追て考へし按するに出
J09_0813B29: 生菩提心經歟因に延曆寺定心院の十禪師成意素性
J09_0813B30: 潔白にして無所染著本は自ら不好持齋弟子前
J09_0813B31: んて曰く山上皆持齋す師何そ否耶答曰我淸貧にし
J09_0813B32: て日供之外無所得只時日隨有而已或經曰心碍菩
J09_0813B33: 提食不碍菩提後告時日往生す委くは保胤の往
J09_0813B34: 生傳十四丁又隱逸傳上二十六丁詳之○三十七丁答ての給はくしか

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