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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0812A01: 義也具には大原句解六卷十八九丁に此旨を辨す但し如斯とても觀經所説の
J09_0812A02: 是心作佛是心是佛并に元祖の彌陀在己心の言は言同
J09_0812A03: 意別天地間隔せり此義具には觀經隨聞記に辨せり往
J09_0812A04: 見るへし大原句解七之十一丁にも辨之○をもはへてとは思ひつつく
J09_0812A05: る事なり萬葉に打延なとあり山の脚の引つつきたる
J09_0812A06: を延と云なり西要上本二十二丁○答廢惡修善とは七佛通誡の事
J09_0812A07: 具には要畧抄末卷止惡用心の下の隨聞私考の如し
J09_0812A08:
J09_0812A09: 上人と明遍との問答
J09_0812A10: 此は元祖大師天王寺新別所に御座せし時僧都善光寺
J09_0812A11: へ參詣の事ありしつひでに尋玉ひて彼の所にて御對
J09_0812A12: 面ありての問答なり具には御傳第十六卷に在り○三十
J09_0812A13: 二丁しゑつへき事ととは俗にしおおする事なり仕可
J09_0812A14: 得と云意歟○形の樣にとはかたばかりのやうと云ふ
J09_0812A15: ことなり物の本と似せるを形と云也○おほらかにと
J09_0812A16: は此の和語未考得若しおいらかと云事歟弄花にお
J09_0812A17: いらかとはをとなしき心又まことしきなりと有り
J09_0812B18: 西要抄上本四丁引之此の意ならは只強く願力を賴みて實しく念
J09_0812B19: 佛するを第一とすへしとのこと也○かう候とはかく
J09_0812B20: 有へき道理にて候とのこと也○これより前後には等
J09_0812B21: とは御傳に初對面の人一言も世間の禮儀の詞なくし
J09_0812B22: て退出せられぬことよとて人人たうとひあひけりと
J09_0812B23: あり照し合せて見るへし○三十三丁いはれずおぼゆれと
J09_0812B24: は其のいはれ道理無き事に覺ゆれとなり
J09_0812B25:
J09_0812B26: 諸人傳説の詞
J09_0812B27: ○隆寬律師のいはく等とは具には御傳四十四卷初丁
J09_0812B28: るへし但し傳文には毎日阿彌陀經四十八卷念佛三萬
J09_0812B29: 五千遍後に六萬遍と又四十八卷の讀誦をととめては
J09_0812B30: 毎日八萬四千遍の行者とあり○進行集とは此の書未
J09_0812B31: 得後人の考を俟つなり○三十四丁授手印决答とは疑問鈔
J09_0812B32: 十八丁に出てたり一言芳談中八丁にも載之○かの二十八
J09_0812B33: 問答とは此れ亦何の書と云ふことを不知案するに
J09_0812B34: 乘願上人元祖へ御尋の事積んて二十八箇條ありし物

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