浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0810A01: | か如し○桐のはいかみにつくるとは案するに總して |
J09_0810A02: | 桐の葉を煎して女の髮に付くれは黑くつやを出し又 |
J09_0810A03: | 髮を洗ふにも能くあかを去るとて今時も若き女房な |
J09_0810A04: | とする事也爾れは其事を云ふなるへし但し此に灰 |
J09_0810A05: | とあるは昔は桐の葉を灰汁にしてそれを髮に付ける |
J09_0810A06: | にや兎角此の類なるへし桐の灰を付るは佛神に忌む |
J09_0810A07: | なと云ふ事當時さやうに申しならはしたる事と聞へ |
J09_0810A08: | たり○物こもりして候にとは此は三日籠りて翌日出 |
J09_0810A09: | て七日籠りて翌日出て候はんかとの事也○二十八丁觀音 |
J09_0810A10: | を念するにも一心にすれはとは普門品に云聞是觀 |
J09_0810A11: | 世音菩薩一心稱名凡一心有事有理念念相續及數 |
J09_0810A12: | 息繫念一心不亂皆事一心也若能達此心性自他 |
J09_0810A13: | 共皆不可得無心無念空惠相應此乃無一亦無心 |
J09_0810A14: | 也知聲相皆空呼響不實能稱所稱皆不可得是名無 |
J09_0810A15: | 稱即理一心也法華古科註八卷二丁○むかしの縁あつき人はと |
J09_0810A16: | は案するに此の昔と云は過去の縁を云にや次の昔今 |
J09_0810A17: | は過去現在を云なる歟○申て候也とは如此説本據 |
J09_0810B18: | あるへし尋見るへし○二十九丁建仁元年等とは此は下の |
J09_0810B19: | 一條を指す也建仁元年は元祖大師六十九歳の御時也 |
J09_0810B20: | ○なじかはとはなにしにかはと云ふ詞なり○これは |
J09_0810B21: | 御文にてたづね申すとは此も下の一條を指して云也 |
J09_0810B22: | ○答したしきうときをゑらはす等とは此の意は鎌倉 |
J09_0810B23: | の二品禪尼へ被進御返事に類せり此の錄第三卷十丁 |
J09_0810B24: | 御傳第廿五卷四丁に在り○三十丁破戒の僧等とは此一條 |
J09_0810B25: | 御傳に載す翼賛并に隨聞記見合すへし○この御こと |
J09_0810B26: | ははとは上の一條を指す詞也○見參にいりてうけ給 |
J09_0810B27: | はる事とは次下の三箇條を指して云なるへし能別の |
J09_0810B28: | 言は無けれは只一條を指すとも不見爾れは三箇條 |
J09_0810B29: | を指す歟况や終に御意へ候へとある御詞より見れは |
J09_0810B30: | 皆見參の時の御返答ならん歟○毎日の所作に等とは |
J09_0810B31: | 此の一條御傳に載す翼賛并に隨聞記見よ○三十一丁阿彌 |
J09_0810B32: | 陀の供養法とは眞言家に在ることにて行法の次第一 |
J09_0810B33: | 卷別に在るもの也○眞言の彌陀はこれ己心の如來と |
J09_0810B34: | は凡そ入眞言門略有三事一者身密門二者語密門 |