浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0808A01: | 錄にさえ文書とあり若し然者祭文の事歟されは願書 |
J09_0808A02: | なとを佛神へ捧ることを云にや是も彼此れとあまた |
J09_0808A03: | に書くは罪歟尚ほ思擇すへし按するにさえもんとは |
J09_0808A04: | 祭文にて諷誦願文の類なるへし然るに其祭文を綴る |
J09_0808A05: | にさのみ意にも無きことを文を飾り詞を盡してはな |
J09_0808A06: | やかに書くを誡めてすごさざらんにはとの仰せにて |
J09_0808A07: | 若し心の如く有樣に文言過きたること無くは罪なか |
J09_0808A08: | るへしと也本朝の祭文は唐土の疏子の類と見へた |
J09_0808A09: | り唐土にても昔より此を誡めて修辭者必須確實則 |
J09_0808A10: | 不可誇誕詭妄と云へり南山鈔にも比世流布竟飾 |
J09_0808A11: | 華辭言過其實虚妄擧事惟增訛謟と云へり委く |
J09_0808A12: | は釋氏要覽上 卷六十八丁に見へたり又祭文呪願の類は本朝 |
J09_0808A13: | 文碎十三卷初 丁にも載之○酒のいみ七日とは總して魚鳥 |
J09_0808A14: | 葷酒何れも或は七日或は五十日等未必一凖但し觀 |
J09_0808A15: | 佛三昧經に説飮酒七日觀念門記上之卅丁引之故に今さにて候 |
J09_0808A16: | と答玉ふならん○やまひにはゆるされて候とは急に |
J09_0808A17: | 死す程にも見へぬ病の爲めにせんかた無きをは律の |
J09_0808B18: | 中にも許さると見へたり翼賛廿三之十八九丁見よ○魚鳥くひてと |
J09_0808B19: | は此一條御傳に載之翼賛并に隨聞記見よ○大根柚等とは佛家 |
J09_0808B20: | には忌と云ことなし但し神社には五辛の内に大根を |
J09_0808B21: | 攝す此のときは忌むと見へたり次上十七丁の處に註す |
J09_0808B22: | るか如し柚の義は未知案するに此の二種ともに香 |
J09_0808B23: | のつよき故におこなひに憚るにや扨大根を五辛に入 |
J09_0808B24: | るること佛家の沙汰に異説あり具に觀念門私鈔上 |
J09_0808B25: | 三十六丁註之○二十四丁紺のきぬ着候はとは藍染衣は律の中 |
J09_0808B26: | には制して言非法也因吾宗用藍衣之事實具に佛 |
J09_0808B27: | 像幖幟義圖説乾卷三十三丁同坤卷九丁見合すへし○答いかさまに |
J09_0808B28: | も佛を等とは此の御答の意は無利益無信の故なり |
J09_0808B29: | と云ことを知らしめ玉ふ次上十七丁の處にも有此尋 |
J09_0808B30: | ○八專に物まうてせすとは八專には三寶に忌む因縁 |
J09_0808B31: | 出宿曜經謂壬子日炎魔天爲歡喜會甲寅日地天 |
J09_0808B32: | 爲歡喜會乙卯日水天爲般若會丁已日火天爲諸 |
J09_0808B33: | 天會己未日羅刹天爲不動會庚申日風天爲歡喜及 |
J09_0808B34: | 仁王會辛酉日吉祥天爲豊樂會癸亥日多門天爲 |