浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0807A01: | どの法躰もせて俗形にて死候はと尋ぬる事と見へた |
J09_0807A02: | り次上十六丁に死て候はんもののかみはと尋ぬるは既 |
J09_0807A03: | に死したるものの髮はそるへきかと尋ねたるなり今 |
J09_0807A04: | の尋と少し異せり○尼の子うみおとこもつ事はと |
J09_0807A05: | は此事未得考但し御答に重く見へて候とあれは定 |
J09_0807A06: | めて本據あるへし可尋也遁れて按するに汚無學 |
J09_0807A07: | 尼同類の五逆なれは所染の尼も尤も五逆に似同す |
J09_0807A08: | へき歟追つて撿すへし同類五逆倶舍第十八業品近くは拾因第二因の下に引○答三惡 |
J09_0807A09: | 道の業にて候とは還俗の罪なれは可然事也尚ほ本 |
J09_0807A10: | 説可尋也此れも大乘の五逆の中に還俗させしむる |
J09_0807A11: | ことを説けり但し強ゐて還俗さするを逆罪と立るは |
J09_0807A12: | 意少異あるへし大乘五逆も右拾因同處引○經佛なとうり候とは此 |
J09_0807A13: | れも本據可有更に撿せよ并に人を賣等の事此等の類は律の中に可有事也未知考見るべし |
J09_0807A14: | 存海の行者用心集上四十丁此事を梵網經と像法决疑經 |
J09_0807A15: | とを引きて評判せり往きて見るへし後日考へ得た |
J09_0807A16: | り 一佛像經卷可買取否事梵網經に云佛菩薩の形 |
J09_0807A17: | 像を賣るを見なから不買犯輕垢罪已上像法决疑經 |
J09_0807B18: | 云未來世の惡人佛像を可賣若し此を買取りて供養 |
J09_0807B19: | せん者は二倶に可得罪五百世の中に常に人にうら |
J09_0807B20: | るる報を可得已上又云佛像經卷を賣らん者をは國王 |
J09_0807B21: | 大臣此人をとらへていやしむへし又國中を可追 |
J09_0807B22: | 出已上私に云二經其意相違せり但し此を心得合せは |
J09_0807B23: | 彼の人賣るとも我れ若し不買彼の人不可賣知ら |
J09_0807B24: | は是を不可買彼の人に不令得罪也像法决疑經 |
J09_0807B25: | の意是也若し又不買必す他人に賣るへしと知らは |
J09_0807B26: | 可買之我か功德を得ん爲め也梵網經の心是也詮 |
J09_0807B27: | は只賣は失也買は德也像法は制失梵網は勸德已上出 |
J09_0807B28: | 存海行者用心集上四十丁○精進の時つめきらすとは |
J09_0807B29: | 佛家には無き事也但し神道に爪を截るは神社に憚あ |
J09_0807B30: | りやと云ふに此義不憚但し血出すに於ては可憚藤 |
J09_0807B31: | 原の宣賢の問答にあり○又女にかみそらせぬと申候 |
J09_0807B32: | とは此は俗人の事なれは不苦歟但し出家或は持戒 |
J09_0807B33: | の比丘なとは此義不可有摩觸の罪あるか故に律の中に |
J09_0807B34: | 別有るへし往て考へきなり○二十三丁われも人もさえもんかくとは古板の |