浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0806A01: | 義あるへし一には賣買の魚なれともそれと心ささぬ |
J09_0806A02: | はと云ふこと歟二にはたとひ人有つて魚を殺してく |
J09_0806A03: | はするとても心ささぬはと云ふこと歟本より魚鳥を |
J09_0806A04: | 食するは皆殺生と立つるか故に其の上の殺生を尋 |
J09_0806A05: | ぬるなれは二義の心もあるへき歟尚を料簡すへし○ |
J09_0806A06: | 服藥のずずとは服藥の中持ちたる數珠は淸く洗ひて |
J09_0806A07: | 持つへき歟となり○六齋ににらひるいかにとは此の |
J09_0806A08: | 一條御傳にあり是れは此の日持齋するには非す只齋 |
J09_0806A09: | 日の事を尋ぬるなり持齋なれは在家にもあれ尋ぬる |
J09_0806A10: | に不及答の意にて可知○二十一丁ひきいれもとは田舍 |
J09_0806A11: | にてはつぼふかく蓋のあるものをひきいれと云也畢 |
J09_0806A12: | 竟玆にては五器の事也合子ひきいれとて椀の木地の |
J09_0806A13: | 儘にて田舍より出すをがうしと云ふ其れを塗りたる |
J09_0806A14: | をばひきいれと云ふかさねごきの事なりとがうしと |
J09_0806A15: | は古今著聞第十六卷に先つ酒をこひ出していひけ |
J09_0806A16: | るは大合子にて五度召すべしと上下畧徒然草集説 |
J09_0806A17: | 上の六六丁に合子とは飯器なりと云云○菜を具し候へ |
J09_0806B18: | きかとは野菜の類も生飯にそへて取るへき歟となり |
J09_0806B19: | 此れは作法には無き事なれとも俗家の心ならはとも |
J09_0806B20: | かくもとの御答と見へたり○屋のうへにうちあけと |
J09_0806B21: | は作法なれは淸淨の處の石の上或は別に木にて臺 |
J09_0806B22: | なと造りて置くなれとも在家なれは屋の上勿論なり |
J09_0806B23: | 但し桃の木ざくろの木の有れは無用なり○わか引き |
J09_0806B24: | 入れのさらとは椀の蓋のひらたき物をひきいれの |
J09_0806B25: | 皿と云也喩へは坪皿平皿の蓋の類なり○女の物ね |
J09_0806B26: | たむ事はとは次下二十七丁にも有之○答世世に女となる |
J09_0806B27: | 果報等とは直に罪と答へ玉はすして如此仰せらる |
J09_0806B28: | るは女の物ねたむ心のある根本を答へ給へり普賢 |
J09_0806B29: | 觀經曰於無量世眼根因縁貪著諸色以著色故 |
J09_0806B30: | 貪愛諸塵以愛塵故受女人身世世生處惑著諸 |
J09_0806B31: | 色已上正法念經曰女人之性心多嫉妬以是因縁女 |
J09_0806B32: | 人死後多生餓鬼趣中雖有美言心如毒害強知 |
J09_0806B33: | 虚作能惑世間已上大經皷吹十五之二十四丁引之尚ほ女人の其性邪謟奸曲なる事具に注せり○二十二丁 |
J09_0806B34: | かみつけなから等とは此れは男女共に年より候者な |