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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0805A01: 十二一重の内にて五つ衣の上にうはぎを着其の上に
J09_0805A02: から衣を着其の上にかけ候ふ帶の樣なるものにて候
J09_0805A03: よし十二一重とはうちばかまかうけつのもひとへう
J09_0805A04: ちき五つ衣うはきから衣もひきこしこうちぎひあふ
J09_0805A05: ぎかみあげの具きてう尚ほ委くは職者に尋ぬへし
J09_0805A06: ○御れうぐとは靈供の事也○ねてもさめてもとは此
J09_0805A07: 一條御傳に載するなり○十九丁くちなはと申候はいか
J09_0805A08: にとは穪宜神主はくちなはになるなどど世俗に言ひ
J09_0805A09: ふれしと見へたり元祖の御答の意より見れは本據あ
J09_0805A10: ることにや未得考例せは房主は牛になると云ふの
J09_0805A11: 類にや○答つみうるも候えぬも候とは是には料簡あ
J09_0805A12: るへきこと也佛のもの奉加結縁のものは佛の物なれ
J09_0805A13: は罪なり僧のものは事によらは少し食はんは罪に
J09_0805A14: もあるまじ○御料あまたにむかふとは齋の日に靈供
J09_0805A15: 多く供ふる事也○齋をつとめてみそうつとはみそは
J09_0805A16: 御衣なり齋をつとむるにきぬたをうつなとを尋ぬる
J09_0805A17: 也畢竟其日には女房の手わざなとはすまじきかと也
J09_0805B18: 是れは世間に盆三日は洗濯せず縫物せぬなど申す
J09_0805B19: 類にて齋の上には洗濯物など打申す事いかにと尋ね
J09_0805B20: られしと見へたり古今著聞第十六卅八丁此比智了房と云ふ
J09_0805B21: もの能書にてなん侍りけるある人古今をうつしてた
J09_0805B22: へとてあつらへたりけるをおほかたかかさりけれは
J09_0805B23: 主しかねて今はたたかかずともかゑし給ふへしとい
J09_0805B24: ひけれはかの人こたへけるは過きにし頃痢病をいか
J09_0805B25: うつかうまつりしに紙おほく入り候にしに術つきて
J09_0805B26: その料紙をみな用ひて候也といひけれは主いふはか
J09_0805B27: りなく覺へて料紙こそさやうにもし給ひたらめ本は
J09_0805B28: 候はんそれを返し給はらんといへは智了房の其事
J09_0805B29: に候其本をも紙みそうつにみなつかうまつりて候を
J09_0805B30: はいかかして候へきといへりけりともかくもいふは
J09_0805B31: かりなくてやみにけり○廿丁念佛を行にしたるもの等
J09_0805B32: とは此の尋にて從來物もうでと云ふは神社へ參詣の
J09_0805B33: 事と見へたり○經を廻向すへきにとは神社へ念佛を
J09_0805B34: 法施するを尋ぬるなり○わか心ささぬ魚はとは二

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