浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0802A01: | にも此の意あり律の中追て考へ見へし○心に妄念の等とは此一條 |
J09_0802A02: | 御傳に載す翼賛に注あり○わかれうの臨終の物の具 |
J09_0802A03: | とはれうは料の字也我ために支度しおきたる臨終帷 |
J09_0802A04: | 子等の類也○答おさなきものとは婬欲の氣無き小女 |
J09_0802A05: | の事なり○節ある楊枝とは此は世俗の諺歟案するに |
J09_0802A06: | 世俗に楊枝箸つかふときに折れは不吉と云ふ若し節 |
J09_0802A07: | あれは折れやすきにや但しこぶ楊枝の事にてはあらし○續帶靑帶無文 |
J09_0802A08: | の帶とは此義未得考堂上方に箇樣なる事有りしに |
J09_0802A09: | や追つて可尋但し愚案に裝束拾要抄石の帶の處に |
J09_0802A10: | 無文の帶の事出たり續帶靑帶の事は未見但し天子 |
J09_0802A11: | 諒闇の時の御裝束は鈍色を用ゆと太刀も黑塗銀金物 |
J09_0802A12: | 也餝抄に云黑塗諒闇に帶之金具抜替吉服劒具也 |
J09_0802A13: | 裝束無文紫或藍樺と云云平緖も常は大方紺紫色なと用 |
J09_0802A14: | ひらるる物也餝抄に諒闇之時の平緖は無文鈍色或は |
J09_0802A15: | 香色と云云右は徒然草上卷廿八段諒闇下の注に出てたり右の氣味にて此の三種の |
J09_0802A16: | 帶を忌と云ふこと堂上方に在る事歟尚ほ拾芥抄餝抄の類を考へ又有職者の方 |
J09_0802A17: | へ相尋ね見へきことなり |
J09_0802B18: | 東山洞院左府實熈公名目鈔書本云 |
J09_0802B19: | ○有文巡方帶節會行幸及慶賀之時着之 ○無文巡方帶天子之外不着之 |
J09_0802B20: | ○有文丸鞆帶無止事時用之 ○無文丸鞆帶常用之 |
J09_0802B21: | 以上玉帶三位已上用之四位參議勿論 |
J09_0802B22: | 裝束拾要抄上卷擧石帶種類處云 |
J09_0802B23: | ○有文巡方帶 節會行幸行啓列見定考以下公事又 |
J09_0802B24: | 無止事佛事拜賀賀茂詣御賀等に高位の人用 |
J09_0802B25: | 之其文の事鬼形獅子形唐花唐草等也非一樣眞 |
J09_0802B26: | 實の玉帶は火にも不燒いへり凡そ裝束の具足 |
J09_0802B27: | の中劒笏帶には名物とも有りと見へたり |
J09_0802B28: | ○無文巡方帶 天子帛の御衣を召時此の帶を用ひ |
J09_0802B29: | 玉ふ凡人は是は不用由後成恩寺兼良の記に知 |
J09_0802B30: | せり |
J09_0802B31: | ○有文丸鞆帶 有文巡方と通用の物也仍て着す例 |
J09_0802B32: | 巡方に同し但し非節會行幸日便ち着すと見へ |
J09_0802B33: | たり |
J09_0802B34: | ○無文丸鞆帶 尋常着用の物也春日詣の御前布袴 |