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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0801A01: 并に錫杖の事名義集七卷九丁要覽中八丁同下十六丁○いみの日物まうて等
J09_0801A02: とは按するに此は父母の死月忌日抔の類を云ふなる
J09_0801A03: へし諸社通用神祇服忌令式に云藤原宣賢之問答也問父母の命日
J09_0801A04: 社可憚矣答不憚但し父母死月忌日は當日垢離次
J09_0801A05: 第たるへしと云へり然れは今元祖のくるしからすと
J09_0801A06: 仰せられしも允當せり又伊勢にては遠闕日とて一年
J09_0801A07: に一日忌之謂く遠闕日は雞鳴より雞鳴を限る一年
J09_0801A08: に只一日是を忌む也閏月に死したるには亦めくりあ
J09_0801A09: ふ閏月此を忌む閏なき年は其月其日のけかれ也と
J09_0801A10: 爾れは伊勢にては死月命日は忌むと見へたり伊勢の服忌令は別
J09_0801A11: に有之此の説在其中○本命日とは總して其人の生れ日を云本
J09_0801A12: 命日也喩へは何月何日に生ると云ふとき其日一箇
J09_0801A13: 年に六度宛あること也たとへは甲子の日或は乙丑丙
J09_0801A14: 寅等也此の日六十一日目ことに當れは一箇年に六度
J09_0801A15: なり是を云本命日也例せは其人の生年に當る星
J09_0801A16: を本命星と云ふ或は生年に當ろ佛を本命佛と云ふか
J09_0801A17: 如し本命星の事塵添壒囊抄十四之四丁本命佛の事出八卦往見るへし又人の生れ年の支干
J09_0801B18: を謂人本命或は甲子の年或は乙丑の年等なり本命
J09_0801B19: 日准之應知古書に見へたり曆鑑輯要三十三丁予先年仙
J09_0801B20: 洞御所の或る役所に參侯することあり然るに其の役
J09_0801B21: 所の左壁に御本命日甲寅正月廿八日三月廿九日六月
J09_0801B22: 朔日八月朔日十月二日十二月三日と書付て張置けり
J09_0801B23: 此を以て考ふるに甲寅の日一箇年に六度あり爾れ
J09_0801B24: ば甲子等の餘も是れにて准知して本命日と云ふ義あ
J09_0801B25: きらむへし○臨終に善知識にあひ候はすともとは此
J09_0801B26: 一條御傳に載る○臨終をもふ樣ならすともとは狂
J09_0801B27: 亂顚倒すともと云ふにはあらす兼て思ふほとにはな
J09_0801B28: くともとなり翼賛見るへし○誹謗正法は五逆のつみ
J09_0801B29: に等とは謗法罪五逆にまさる事論註上五十二丁具には翼
J09_0801B30: 解五二十八丁經論を引けり○十六丁答これはいと人のせぬ事
J09_0801B31: とは今時は謗法の人盛にあり上代末代其の法衰可
J09_0801B32: 知○答かならすさるましとはそるまじと云ふこと
J09_0801B33: 歟さとそと通音なり又はさあるましと云ふこと歟何
J09_0801B34: れにても律には髮そると云ふことは無しと次二十二丁

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