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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0800A01: るへきなり此條のみに不限上來第一條の處より何
J09_0800A02: 事も供養の事は皆此の意にて料簡すへき歟○花香を
J09_0800A03: ほとけにまひらせ候事はとは此れは日日の供養の
J09_0800A04: 事或は一日に二時三時四時六時等をつとむるときの
J09_0800A05: 尋なり○曉は供養等とは日に一度つつ曉には花皿な
J09_0800A06: とに盛りて樒或は時の花を供養すへしと也又香は
J09_0800A07: 時時のつとめに必す燒くへし但し便宜あしくは是も
J09_0800A08: 無くともとの心也○十三丁僧にうけずともとは陀羅尼
J09_0800A09: は必す僧にうくへきことなり○説經師とは澄憲聖覺
J09_0800A10: の類を云なり○十四丁歌よむはつみにて候かとは此の
J09_0800A11: 一條御傳に載す具に如隨聞記○さけのむはつみに
J09_0800A12: て候かとは此の一條も御傳に載する也○魚鳥鹿はか
J09_0800A13: はり候かとは此御答にただをなし事と仰せられしは
J09_0800A14: 難意得事也先つ神社通用の食穢を案するに魚鳥
J09_0800A15: 大社は無憚宮寺は當日憚之扨羚羊狼兎狸は五日
J09_0800A16: 忌之食ひ了り又五日すきて潔齋して神社に參詣す
J09_0800A17: 合火は不苦扨鹿猿狐猪犬は七十日合火五十日又合
J09_0800B18: 火三十日鹿肉藥に交へ用ゆれは三七日鹿茸同三七日
J09_0800B19: 鹿角麒麟血七日扨牛馬百五十日合火七十日又合火五
J09_0800B20: 十日但し右の食穢伊勢には各別なり伊勢のは鹿猪
J09_0800B21: 犬牛馬熊麞等各百日也同火二十日又同火七日又同
J09_0800B22: 火當日とあり總して神道に穢を立つるに甲乙丙の三轉の穢を立つる也喩へは牛馬百五十日と云は甲穢合火七十日
J09_0800B23: と云は乙穢又合火五十日と云は丙穢なり如此穢に差別あるを只同し事と仰
J09_0800B24: せられしはいかか佛家に不入事故に無益と思召し
J09_0800B25: てかく御答ある歟魚鳥鹿の内には鹿尤も重し又宮社
J09_0800B26: は守魚鳥五辛別して石淸水は鳥類を禁する故に七
J09_0800B27: 日憚之なり但し鹿を食ふ人と合火せずとも同居せ
J09_0800B28: は社參五日隔つへし右藤原宣賢の問答也諸社通用神
J09_0800B29: 祇服忌令に見へたり○十五丁錫杖はかならす誦すへき
J09_0800B30: かとは此一條も御傳に載る翼賛見るへし世に九條
J09_0800B31: 錫杖と云は誦文九段あり九節に振杖故に名くるな
J09_0800B32: り謂く手執錫杖當願衆生設大施會示如實道供養三寳
J09_0800B33: 或以淸淨心供養三寳發淸淨心供養三寳願淸淨心供
J09_0800B34: 養三寳等文也具には九條錫杖鈔一卷現行せり薩州亮汰之述

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