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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0798A01: 具する經とは佛前には必す經を具するは常の習也我
J09_0798A02: 宗なれは三部經法華宗なれは法華經を供へ置く類也
J09_0798A03: 十一丁不輕のことくとは法華第七卷常不輕菩薩品の意
J09_0798A04: 也○七歳の子にして等とは諸社通用神祇忌令に七歳
J09_0798A05: 未滿之幼稚二親之服を不著上は六屬悉く無服也八
J09_0798A06: 歳よりは自他之服有之已上但し世間通用の服忌令に
J09_0798A07: は七歳未滿之小兒は無服忌但し父母は三日遠慮其
J09_0798A08: の外の親類は同姓にても異姓にても一日遠慮若し日
J09_0798A09: 數過き承る者は不及遠慮又小兒の方へも服忌無
J09_0798A10: 之但し父母死去の時は五十日遠慮其の外の親類は
J09_0798A11: 一日遠慮父母は年月を經て承るとも聞付る日より五
J09_0798A12: 十日遠慮すへし但し八歳より定式の服忌可受之
J09_0798A13: ○答佛敎にはいみといふ事なしとは本より佛敎には
J09_0798A14: 忌と云ふこと無し又或書に云く都て物忌と云ふ事
J09_0798A15: は我心によるもの也故に忌の字は從己從心と
J09_0798A16: 云也されは己か心と書て忌とよむを以て可知塵添壒囊抄八
J09_0798A17: 卷初丁○世俗に申したらんやうにとは上の服忌令の説
J09_0798B18: に思召せとなり○佛ににかはを具し候かきたなく
J09_0798B19: 候等とは谷響集三二十七丁云問彩畵佛菩薩像不用皮
J09_0798B20: 膠者有説耶答陀羅尼集經畫作火頭金剛像云
J09_0798B21: 和彩色用諸熏陸香汁不用皮膠と云へり又不
J09_0798B22: 空三藏所譯仁王念誦法云其畵像者莫用皮膠用諸
J09_0798B23: 香膠如無香膠煎糯米汁用可和彩色云へり
J09_0798B24: 今按香膠者以諸芳艸根汁黏者代用皮膠如彼
J09_0798B25: 石蒜等石蒜者亦名烏蒜俗所謂曼殊沙華と云ふ者
J09_0798B26: 是也或か言く芥子の油を代用するを爲妙私に云今
J09_0798B27: 因に畵像彩色の説を出して知らしむ但し木像には皮
J09_0798B28: 膠を用ひされはかなはさることあり若し強て用ゆま
J09_0798B29: しくせんとならは漆にても成すへし然れとも年數
J09_0798B30: を歷すんは一軀も造立なるましけれは通途にまかせ
J09_0798B31: て具せではかなふましけれはとは仰せらるならん
J09_0798B32: ○尼の服藥とは如次上五丁註毘尼母律には僧爲
J09_0798B33: 藥食せよと許す但し尼の食するをは不許已上塵添壒
J09_0798B34: 囊鈔十三二丁引之本據可尋○父母のさきに死する等

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