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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0796A01: 彌陀經十万卷等とは觀念法門の説也釋に云行者欲
J09_0796A02: 生淨土唯須持戒念佛誦阿彌陀經日別十五遍
J09_0796A03: 二年得一万日別三十遍一年一万也と此の勸めあ
J09_0796A04: るに依つて尋ぬる也次下六丁一箇條にも載之見るへ
J09_0796A05: し○日所作はかならす等とは此の一條御傳に載す卷
J09_0796A06: は同前○韮葱〓鹿をくひてとは此の一條も御傳に
J09_0796A07: 載す具に隨聞記に註す見るへし但し五辛肉等食穢の
J09_0796A08: 事は次下十七丁にて辨すへし○答念佛はなににもさは
J09_0796A09: らすとは酒肉五辛を誡むることは佛門の通軌なり爾
J09_0796A10: れとも本願の念佛にはさはらぬなりされとも別時と
J09_0796A11: 臨終とは各別の事なり○いかけをしとはいかけの事
J09_0796A12: 翼賛廿二十九丁注の如し○服藥とは尼法師なと療養の
J09_0796A13: ために五辛を二七三七或は五十日百日なと期限して
J09_0796A14: 食する類也肉酒にも雖可通先つ服藥とあるは五辛
J09_0796A15: 也彼の極熱の藥草を百日服すと云ふもにんにくと云
J09_0796A16: ふの類也但し次下十一丁に尼の服藥の事尋あれは此れ
J09_0796A17: は俗人の事歟考ふへし○六丁念佛をは日所作にいくら
J09_0796B18: はかりとは此の一條御傳に載之○一万遍をはしめ
J09_0796B19: にてとは隨聞記に註せり見るへし○善導和尚のとは
J09_0796B20: 觀念門四丁の御釋なり次上五丁の表にも此の事あり見合
J09_0796B21: すへし○五色の糸は等とは此の一條御傳に載す具に
J09_0796B22: は翼賛并に隨聞記の如し○七丁反故とはほうごとよむ
J09_0796B23: へし書物を書ちらしたる古き紙を云也一義には消
J09_0796B24: 息の文章をも云へり齊の春秋に云沈麟士少淸貧以
J09_0796B25: 反古寫書數千卷万葉に秋乃田のほぐとも雁のみ
J09_0796B26: ゆるかな誰れ大空に書ちらすらむ徒然上卷二十二段の注集説上二
J09_0796B27: 十七丁云云されは歌にてはほくともよむと見へたり又は
J09_0796B28: 反古とも書けりほうぐともよむなり或は古き書を多
J09_0796B29: くあつめたるを反故堆と云ふ禪錄に見へたり徒然參考二卷三丁
J09_0796B30: ○和尚となり給へとは授戒の時に受者唱ふる言はあ
J09_0796B31: り例せは剃髮の時に大德一心に念し玉へ我某甲今
J09_0796B32: 請大德爲和尚願大德爲我作和尚我依和尚故
J09_0796B33: 得剃髮出家慈愍故にと三請するか如し其阿闍梨の
J09_0796B34: 文も亦準之授戒のときも如此作法あるなり○阿闍

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