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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0794A01: へし指麾抄十八卷二十五丁○心を一にして念し候はは等とは御傳
J09_0794A02: 第廿二卷載之如隨聞記○四丁灌頂の僧等とは密家
J09_0794A03: に傳法灌頂結縁灌頂あり今は傳法灌頂の事也亦云受法灌頂
J09_0794A04: 弘法大師入唐謁靑龍寺東塔院内供奉惠果阿闍梨
J09_0794A05: 傳眞言秘藏給也惠果一見喜云我待汝久來何遲
J09_0794A06: 語諸徒云日本沙門是第三地菩薩非凡徒即貞元
J09_0794A07: 廿一年是順宗永貞元年乙酉也六月上旬望大悲胎藏曼荼羅沐五
J09_0794A08: 部智水授三密法印給投花當中臺時和尚嗟嘆曰
J09_0794A09: 大器菩薩也と梵字の儀軌を學ひ諸尊の瑜伽を傳へ七
J09_0794A10: 月上旬に入金剛界大曼荼羅重浴五智瓶水八月上
J09_0794A11: 旬に授傳法阿闍梨位灌頂まします等を傳法灌頂と
J09_0794A12: 云也今灌頂の僧とは傳法灌頂の人を云也又結縁灌頂
J09_0794A13: と云は在家の人に灌頂を授くるを云也塵添壒囊抄第二十卷初丁廿丁廿一丁
J09_0794A14: 見よ又叡山の傳法灌頂は是れ慈覺の傳法也内道塲内内
J09_0794A15: 道塲の儀式作法は受者知之敢別人非所知之也○
J09_0794A16: 答法華經のはくるしからすとは未詳其由試に案
J09_0794A17: するに法華經のは授經師に直ちに其の陁羅尼を讀習
J09_0794B18: ひてもくるしからすと云ふこと歟法華は受持讀誦を
J09_0794B19: 本とすれは此は必す灌頂の僧に受くるに不及云ふ
J09_0794B20: こと歟楞嚴等にも陀羅尼あれとも元祖の時代は法華
J09_0794B21: の持經者多きか故に如是仰せらるるなるへし○灌
J09_0794B22: 頂の僧のうけさする陀羅尼は別とは此は佛菩薩天
J09_0794B23: 道明王等それそれの修法の次第を受くるは必す灌頂
J09_0794B24: の僧より受くる事なるへし爾れは此の差別を答玉ふ
J09_0794B25: にや因に越三昧耶の罪のこと三昧耶は梵語也是に平
J09_0794B26: 等誓願除障驚覺等の義ある中に今は誓願の義也秘藏
J09_0794B27: 記誓願を釋して云譬如國王自造法令不敢違犯
J09_0794B28: 令他行之と凡そ事相に於て種種の制法あり若し
J09_0794B29: 是に背けは則ち如來の誓願にたがふと云ふの意也越
J09_0794B30: の字を常にこふるとよめとも此にてはたがふとよむ
J09_0794B31: へきなり不越本誓不越弘誓不越をはこゑすと
J09_0794B32: は不讀不越とよむと越の字をたがふとよむ事列傳
J09_0794B33: に率禮を不越とよめり是れ其の證據なるへき歟已上
J09_0794B34: 出塵添壒囊第十五之廿二丁灌頂の事徹選擇下九丁同抄下四丁覺彥比丘の

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