浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0793A01: | ○ふるき堂塔を修理して等とは此は堂塔修理畢ての |
J09_0793A02: | 供養の事を問也○本躰は佛師かまなこをいれひらき |
J09_0793A03: | 等とは總して佛師か佛像の眼を刻み内に瞳なとゑか |
J09_0793A04: | き入るを事の開眼と云也玉眼なれは水精のしたに |
J09_0793A05: | 綿の上にひとみをかくを畫開眼と云也佛繪師も同 |
J09_0793A06: | し佛像の目の玉を入るるを畵開眼と云也大師津戸の |
J09_0793A07: | 三郞へ佛像を開眼して遣し玉ふ事西方指南抄下末四十四丁 |
J09_0793A08: | にあり其の御文の詞に曰く御佛仰にしたかひて開 |
J09_0793A09: | 眼してくだしまいらせ候阿彌陀の三尊つくりまい |
J09_0793A10: | らせさせたまひて候返返神妙に候いかさまにも佛像 |
J09_0793A11: | をつくりてまいらせたるは目出度功德にて候也と |
J09_0793A12: | あり○二丁僧の佛眼の眞言をもてとは五眼具足萬德圓 |
J09_0793A13: | 滿三身の印明を以て開眼する密家の傳授也此れ理の |
J09_0793A14: | 開眼也○眞如觀とは惠心の述眞如觀一卷現行開爲二卷具 |
J09_0793A15: | に三諦三觀一念三千の旨を明せり即准菩提心集片 |
J09_0793A16: | 假名にて書き玉へり○又これに計算して等とは案す |
J09_0793A17: | るに此の尋は聖敎に明す所の空觀の旨を彼此書き立 |
J09_0793B18: | てて元祖へ御覽に入れしと見へたり喩へは般若を初 |
J09_0793B19: | 從凡夫色心終至如來種智一切空と觀し或は囙縁 |
J09_0793B20: | 所生の法は即空なりなとあるを書き立つると見へた |
J09_0793B21: | りそれを又これに計算して候と云ふにや下にをほや |
J09_0793B22: | う御らんのためとあれは空觀の事共其の數彼此か |
J09_0793B23: | きたつるを計算と云ふ歟○三丁七佛の名號とは過去七 |
J09_0793B24: | 佛なるへし謂く毘婆尸佛尸棄佛毗舍浮佛拘留孫佛倶 |
J09_0793B25: | 那含佛加葉佛釋迦佛なり又七佛經と云あり其説なれ |
J09_0793B26: | は東方の七佛を指す又七佛藥師歟未知何是云云○ |
J09_0793B27: | 答師の事はをろそかならす候とは師恩の事處處に説 |
J09_0793B28: | けり今出一二般舟三昧經云於所聞三昧處如視 |
J09_0793B29: | 世尊不嫌不恚不見長短當割肌肉供養師 |
J09_0793B30: | 况復餘耶承事師如僕奉大家若於師生惡求是 |
J09_0793B31: | 三昧終難得等要集中末二十一丁舍利弗問經云夫出家者捨父 |
J09_0793B32: | 母生死之家入法門中受微妙法蓋師之力生長法 |
J09_0793B33: | 身出功德財養智惠命功莫大焉要覽上三十丁序説三の二十四丁 |
J09_0793B34: | 又大論四十九に具に明せり要集記六二十一丁引之往見る |