浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0791A01: | 謂波利五戒經云如有一人在須彌山上以纎縷 |
J09_0791A02: | 下之一人在下持針迎之中有旋嵐猛風吹縷難 |
J09_0791A03: | 入針孔人身難得甚過於是已上指麾抄二十之四十七丁又菩薩處 |
J09_0791A04: | 胎經第四卷十五丁云海水深廣大三百六十六一針投海中求 |
J09_0791A05: | 之尚可得一失人身命難得過於是已上同十八卷五十九丁引 |
J09_0791A06: | 蓋し此等の意なり○五十二丁人の苦にあふをみてとは增 |
J09_0791A07: | 叟の事實思合すへし發心集第三初丁云云○五十三丁惡縁をは |
J09_0791A08: | さりとは樵談云與邪侫人交如雪入墨地雖融 |
J09_0791A09: | 爲水其色愈汚與端方人處如炭入熏爐雖化 |
J09_0791A10: | 爲灰其香不滅又貞觀政要に曰人相與に處る時は自 |
J09_0791A11: | 然に染習すと云へり誠に人は馴れ親む人の善惡に不 |
J09_0791A12: | 覺不知自然に染習ふもの也唯友をえらふへき事也 |
J09_0791A13: | 諺に麻に列るの蓬朱に糅れは赤くなると皆以て此 |
J09_0791A14: | の意なり漢語大和故事第一卷六丁○餘善をきらふまてはあるへか |
J09_0791A15: | らすとは此は次上三十六丁の處に在り他の善根に結縁助 |
J09_0791A16: | 成する事は全く雜行に非すと云の意に見るへし○ |
J09_0791A17: | 五十五丁習ひさきよりあらさればとは安樂集上云若刀風 |
J09_0791B18: | 一至百苦湊身苦習先不在懷念何可辨各宜同志 |
J09_0791B19: | 三五預結言要臨命終時迭相開曉爲稱彌陀名 |
J09_0791B20: | 號願生樂國聲聲相次使成十念○臥ことに十 |
J09_0791B21: | 念をとなふへしとは拾囙第十之因云毎眠思臨終必唱 |
J09_0791B22: | 十念至病怖無常不退十念刀風一至百苦湊身 |
J09_0791B23: | 習先不在懷念何遂實臨終之十念在尋常之積功○ |
J09_0791B24: | といへりとは上來の意永觀の釋を指なり抑も睡時の |
J09_0791B25: | 十念は善導の禮讃より出てたり行者眞實に彌陀を念 |
J09_0791B26: | し十聲唱へてねふりぬれは夢の中に佛身を見ると云 |
J09_0791B27: | ふ事もあり其餘の德も多く有る事也依之和漢の諸 |
J09_0791B28: | 師同しく勸められたり飛錫の寶王論中三丁龍舒淨土文 |
J09_0791B29: | 八卷二丁等也行者つとめて懈ろことなかれ禮讃云若入觀 |
J09_0791B30: | 及睡眠時應發此願等其文委し往披くへし元祖の |
J09_0791B31: | 詠に阿彌陀佛と十聲となへてまとろまんなかきねふ |
J09_0791B32: | りになりもこそすれ空花和歌集中十五丁已下上來の文集に引證せり云云○終丁これを |
J09_0791B33: | みむおりおりことに等とは此は元祖の詠十九首の中 |
J09_0791B34: | の隨一なり歌の意は上の句は敎なり下の句は行なり |