浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J09_0762A01: | す具には此錄に在り○四十三丁大乘の聖道等とは具に第 |
| J09_0762A02: | 一卷二十八丁の如し○佛乘とは即身成佛の敎にて眞言天 |
| J09_0762A03: | 台華嚴佛心等の四宗にあかす處也○菩薩乘とは歷劫 |
| J09_0762A04: | 修行成佛の敎にて三論法相の二宗に談する處也○ |
| J09_0762A05: | 聲聞乘とは五停心四諦の觀を修して三生六十劫に四 |
| J09_0762A06: | 向四果の位を歷て大阿羅漢の極位に至る也○縁覺乘 |
| J09_0762A07: | とは飛華落葉を見て諸法の無常を悟り或は十二因縁 |
| J09_0762A08: | を觀して四生百劫に悟を開く也○道綽とは安樂集の |
| J09_0762A09: | 如し○をのをのとは今時の人を指して云也近くは二 |
| J09_0762A10: | 品禪尼等の人人と云ふこと也○聞とをくしてとは |
| J09_0762A11: | 一去大聖遙遠二理深解微故と云ふ安樂集の意也 |
| J09_0762A12: | ○四十四丁このゆへに道綽はとは安樂集の如し○難行道 |
| J09_0762A13: | 等とは具に論註の如し○あしなゑ目しゐとは第二卷 |
| J09_0762A14: | 二十三丁委釋あり○たた彌陀の本願のふねにのりてとは |
| J09_0762A15: | 御傳第六卷初丁の彼の佛の願に乘じてと云ふ處の隨聞 |
| J09_0762A16: | 記を見合せて辨せよ○四十五丁善導の釋にはとは禮讃の |
| J09_0762A17: | 文如常○いかさまにもとはいかなるありさまにも |
| J09_0762B18: | 也萬葉には何方の字をいかさまと訓せり爾れは今言 |
| J09_0762B19: | 心はいつれのかたにても先つ本願をたのむへしと也 |
| J09_0762B20: | 相迎上末七丁○四十六丁解行とは解敎云解正行云行行通三 |
| J09_0762B21: | 業解局意業爾れは解は安心の方を云行は起行を |
| J09_0762B22: | 云也○あかさんとおもふとは釋迦如來のあかさんと |
| J09_0762B23: | 思召すと云ふこと也委くは第一卷十三丁の處に記す |
| J09_0762B24: | ○又内外明闇をきらはすとは疏に不簡内外明闇 |
| J09_0762B25: | 者須眞實と云へり言心は内心外相無有差別唯 |
| J09_0762B26: | 眞實欣菩提不求名利と云ふ事也○五十丁おほへな |
| J09_0762B27: | ましにとは此の二の釋無きときは往生も不定に覺へ |
| J09_0762B28: | つる物をと云ふこと也○往生は不定にをもへは等と |
| J09_0762B29: | は第一卷五十丁の如し○されは善導も不善の三業とは |
| J09_0762B30: | 疏云不善三業必須眞實心中捨又若起善三業者 |
| J09_0762B31: | 必須眞實心中作是れは至誠心の下の釋也○五十一丁又 |
| J09_0762B32: | 善業にあらさるをはとは疏云若非善業者敬而遠 |
| J09_0762B33: | 之亦不隨喜也是れ同く次上所引の向きに在る釋 |
| J09_0762B34: | 也○五十二丁みなわか臨終正念にてとは正念の上の來迎 |