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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

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巻_頁段行 本文
J09_0761A01: 昔成佛是也經曰一切世間天人及阿修羅皆謂今釋迦
J09_0761A02: 牟尼佛出釋氏宮去伽耶城不遠坐於道塲得阿
J09_0761A03: 耨菩提然我實成佛已來無量無邊百千萬億劫那由陀
J09_0761A04: 劫譬如五百千萬億那由他阿僧祇三千大千世界假使
J09_0761A05: 有人抹爲微塵過於東方五百千萬億那由他阿僧祇
J09_0761A06: 國乃下一塵如是東行盡是微塵乃至一塵一劫
J09_0761A07: 我成佛已來復過於此百千萬億那由他阿僧祇劫也
J09_0761A08: 科註六之四丁西谷要解第四之十八丁○はやく發心修行しとは散善義十五丁
J09_0761A09: 即自思念我身無際已來共他同時發願斷惡行菩
J09_0761A10: 薩道他盡不惜身命行道進位因圓果熟證聖者
J09_0761A11: 踰於大地微塵然我等凡夫乃至今日虚然流浪煩惱
J09_0761A12: 惡障轉轉增多福惠微微若對重昏之臨明鏡也
J09_0761A13: 忽思忖此事不勝心驚悲歎者哉○二乘の心をは
J09_0761A14: おこすとも等とは華嚴入法界品云發菩提心功德勢
J09_0761A15: 力聲聞縁覺所不能及要集上末三十八丁具文を引けり總じて菩提心の勝に就て經文に二百餘の
J09_0761A16: 喩有と云へり○四十丁懈怠不信にして等とは或は犯戒し或は誦
J09_0761A17: 呪に倦み讀誦に懈怠し不遂其願還つて一分の罪
J09_0761B18: を得へきなり○彼佛因中等とは五會法事讃本二十八丁
J09_0761B19: 文也○四十一丁ひかいんとは僻胤僻韻と書きて僻事と同
J09_0761B20: し意也韻と胤と音同しく韻と事と和訓相近し扶桑畧
J09_0761B21: 記なとには僻言の字なりされは音にも訓にも唱へ
J09_0761B22: 來れるなり是れ日本俗語の萬の事にあやまりたるを
J09_0761B23: 云なり翼賛二十卷六丁○本寺本山とは本寺は東大興福の大寺
J09_0761B24: なり本山は叡山高野等なり翼賛卅二之十七丁○僻胤とは次上に
J09_0761B25: 註せり
J09_0761B26:
J09_0761B27: 淨土宗略抄
J09_0761B28: 此の書は淨土の宗義の趣を畧抄するか故に此の標題
J09_0761B29: あり即ち鎌倉の二位の禪尼の請ひに依つて書き玉へ
J09_0761B30: る也其の義卷末に見へたり六十七丁二品の禪位は賴朝卿
J09_0761B31: の御臺所尼將軍と申せし是なり法名を金剛戒と云へ
J09_0761B32: り爾るに此の禪尼蓮上房尊覺と云ふ人を使として念
J09_0761B33: 佛往生の事を元祖へ御尋ね有りしに御返事此の書第
J09_0761B34: 三卷並に御傳二十五卷に載之然れとも傳文は畧抄

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