浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0753A01: | しきとは此れは目出度世に勝れたる意なり二人丸秘 |
J09_0753A02: | 抄に出てたり翼七卷三丁歸命中本十九丁○二十七丁さすがにとは志のいみ |
J09_0753A03: | しく尤らしきを云也流石の字にて晉の孫楚か故事 |
J09_0753A04: | 常の如し喩へは浪人なとの落ちふれてもどこやら昔 |
J09_0753A05: | の風俗心ばへの有るなとをさすがとは云なり○阿 |
J09_0753A06: | 彌陀佛の願力にて等とは總して我宗の意は橫截橫超 |
J09_0753A07: | 不斷煩惱なと常にはいへと往生の障となるをはなど |
J09_0753A08: | 除かさるへきされは正しく往生の障となるは三種の |
J09_0753A09: | 愛心なとは勝れたる障なり所以に佛來迎して正念に |
J09_0753A10: | 住せしめ又名號の德力にて三界につなくべき業の力 |
J09_0753A11: | 用をは消滅せしむとそさて往生をは遂ぐる事なり |
J09_0753A12: | ○彌陀も諸佛も護念し給はす等とは經論に念佛の行 |
J09_0753A13: | 人は諸佛の護念を蒙り惡鬼に遠さかると説けるは心 |
J09_0753A14: | 行正しき者をいへるなり設ひ念佛の行者なるも若し |
J09_0753A15: | 心行にあやまりあるときは此の益を蒙らす凡そ憍慢 |
J09_0753A16: | 心に依つて魔嬈を蒙り惡鬼の爲に便を得らると云ふ |
J09_0753A17: | こと諸經論の通誡にして聖淨二門の行人倶に同しき |
J09_0753B18: | 處なり實に愼むへき事也 |
J09_0753B19: | |
J09_0753B20: | 念佛大意 |
J09_0753B21: | ○二十八丁大意とは冠戴一部始終囊括諸文首尾之謂 |
J09_0753B22: | 也とて冠は首の飾なれは如冠首大意在一部始喩 |
J09_0753B23: | 如人首戴冠又囊は袋なり括は結ふ也凡そ袋はくく |
J09_0753B24: | りむすふもの也總して一切の物を一囊に入れ納めて |
J09_0753B25: | 此れをくくるか如くに其の書其事の始終の大概をく |
J09_0753B26: | くり明らむるを大意と云也爾れは今淨土門の宗義念 |
J09_0753B27: | 佛往生の旨をすへくくりて明し玉ふ故に念佛大意と |
J09_0753B28: | は云也大意の釋止觀一之二之十一丁論註拾遺下初丁决疑五之五十一丁頭に出之○善導の釋につ |
J09_0753B29: | いてとは曇鸞道綽も相承の人師なれとも彼の師は菩 |
J09_0753B30: | 提心を勸め或は觀察を爲正全く不同善導故に一 |
J09_0753B31: | 向專修の門に入るには依善導一師也○つらつら |
J09_0753B32: | とは熟の字にて心を定てくりかへして思ふを云なり |
J09_0753B33: | うつらうつらの略言なるへし翼第六之二丁○あだなるとは次 |
J09_0753B34: | 上二十三丁の處に有り○第四の五百年とは大集月藏經曰 |